テレビ番組による再ブームとは? わかりやすく解説

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テレビ番組による再ブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 08:25 UTC 版)

妻に捧げた1778話」の記事における「テレビ番組による再ブーム」の解説

初版から10年上後2017年平成29年)年11月テレビ番組アメトーーク!』(テレビ朝日)の企画本屋読書芸人」で、お笑い芸人カズレーザーが「夫婦の絆の美しさ全部詰まってる。めちゃくち泣けます。とてつもなく泣けます」、最終回について15年ぶりに泣いた」「最終回の1778話だけでも泣ける」と、本書を大絶賛して、「本当に読んでほしい」と力説した共演者光浦靖子も、その場最終回読んだだけで「うわーもうダメ泣ける、すぐ泣ける」と目に涙を浮かべていたことで、注目集めた宮迫博之も「あれは読まなあかん」と語った。 これに対して視聴者からは、Twitter上でまんまと読みたくなってしまった」「読んでみたい」「泣かせてもらいたい」とは大きな反響呼んだ。その一方では、「近所小さ本屋では置いてなかった」「読み過ぎて都内本屋ハシゴまくったけど何処にも売ってなかった」との声もあり、書店では品薄態となっていることが明らかになった。テレビ放送直後から、ネット書店での売上急増し一時古書価格大幅に上昇したmusic.jpによる週間電子書籍ランキングでは、同2017年11月22日付で初登場、第4位を記録した。 この大反響に、版元新潮社もすぐに対応した急遽10万部超が増刷され、その後放送後から2月余りで、20部が増刷された。出版関係者からは、テレビで紹介されても、2か月以上も売行き持続することへ滅多にない」との声があり、非常に珍しいケースとされた。 2018年平成30年元旦には、各新聞紙上で様々な工夫施され広告掲載された。同2018年1月honto発表による、書籍電子書籍販売データをもとに集計したhonto月間ランキング」では、2017年12月の「小説文学」のジャンル3位記録され、同2018年4月までに累計発行部数18刷、254000部に達した以来新聞紙上で「回を重ねるごとに増えた私小説風のものと、本来の作風SFのようなファンタジー掛け合わせた小説」「人と人が信じ合い共に生きていく美しさ教えてくれる」などと報じられた。新潮社では、本書テーマが、配偶者失った喪失感や「大切な人のためになにができるか」という、身近で普遍的なのであることが、人気持続繋がったものと分析された。眉自身は、自身と妻とのやり取りの間に、皆が同意できるような普遍性込められていたため、と見ていた。 一方で評論家阿部嘉昭はこの再ブームに対して、眉の妻は彼の高校同期生であり、結婚後は夫の作家として自立認め作家業補佐続けたことから、眉最初読者であり、その最初読者である妻を徐々に失ってゆく「作家生理」こそがこの本の特徴であり、単なる涙活としての本ではないと主張している。

※この「テレビ番組による再ブーム」の解説は、「妻に捧げた1778話」の解説の一部です。
「テレビ番組による再ブーム」を含む「妻に捧げた1778話」の記事については、「妻に捧げた1778話」の概要を参照ください。

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