スーパー付録ディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 08:07 UTC 版)
「MSX・FAN」の記事における「スーパー付録ディスク」の解説
1991年10月号(9月発売)からは、スーパー付録ディスク(付録の2DDフロッピーディスク)が毎月付属するようになった。3.5インチディスクをつける場合の当時の雑誌規定から、この号以降ムックとなり、「 - 月号」から「 - 月情報号」という名称になった。ディスク付録化以前は定価が変動していたが、このときに980円に固定化された。同時に発行部数を5000部減らしたが、返本率が40%近くから17%まで低下し、実質1万部以上多く売れたという。値上げの効果もあり大幅な売り上げ増となった。 「ファンダム」のゲーム、「FM音楽館」のほとんどの曲、「AVフォーラム」のプログラム、「CGコンテスト」の優秀作などが、プログラムリストの打ち込みなしで楽しめるようになった。また、この時からパソコン通信の紹介コーナー「パソ通天国」の連載が始まり、フリーソフトが毎号ディスクに収録されるようになった。 単にサンプルファイルを収録するだけにとどまらず、起動するとメニューが立ち上がって各コーナーへ順を追って移動できるようになっているほか、付録ディスクオリジナルの収録コーナーも拡充され、単体でもディスクマガジンと呼べる完成度の高いものに仕上がっている。1992年1月情報号では“毎号ディスクが付録!”と表紙で謳っていたものが、1992年12月情報号では“毎号ディスク・マガジンが付録!!”と変わっている。晩年は、ディスクへの収録量を増やすため、アーカイブ化して収録され鑑賞には解凍作業を必要とするコンテンツが増え、その際にも解凍作業まで自動で行えるように考慮された。 メニューには、中盤から隠しメッセージのような遊び心も取り入れられている。BGMは当初は簡易なものが使用されていたが、中盤からFM音楽館の投稿作品が採用され、のちに一般公募されるようになった。 付録ディスク専用の拡張BASICが開発され、メニューやメッセージの表示はこの拡張BASICによってなされている。この仕様については、末期に誌面上で公開された。 スーパー付録ディスクオリジナルのコンテンツとして、デモなどのソフトハウス提供プログラムを収めた「すぺしゃる」、『倉庫番』『ハイドライド』『ザナック』など過去に発売された名作ゲームを収録した「Oldies」などがあった。 起動時にはグローディアの『エメラルドドラゴン』などのイラストレータ木村明広による扉CGが表示された。これには3号目からバックストーリーが付けられ、主人公の女性やペットへの名前募集や、基本システム以外全て編集部内で製作したアドベンチャーゲーム「ルーシャオの冒険」へと派生した。 付録ディスクは読者の一定の支持を得て、商業的なMSXの衰退をよそに安定した刊行を続けた。一方、「ファンダム」へのプログラムリストの掲載が縮小されたほか、雑誌全体のページ数も徐々に削減されていった。
※この「スーパー付録ディスク」の解説は、「MSX・FAN」の解説の一部です。
「スーパー付録ディスク」を含む「MSX・FAN」の記事については、「MSX・FAN」の概要を参照ください。
スーパー付録ディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 08:07 UTC 版)
「MSX・FAN」の記事における「スーパー付録ディスク」の解説
スペシャルソフトハウスから提供されたデモなどを収録。 Oldiesかつての市販ゲームを収録。 ルーシャオの冒険付録ディスクのシステムを流用したミニADV。 Mファン・グラフィティこれまで掲載されてきた投稿作品の傑作選。休刊が決定してから設立されたコーナー。 B:(ビーコロン)各編集部員による編集後記。
※この「スーパー付録ディスク」の解説は、「MSX・FAN」の解説の一部です。
「スーパー付録ディスク」を含む「MSX・FAN」の記事については、「MSX・FAN」の概要を参照ください。
- スーパー付録ディスクのページへのリンク