スウェーデン・フィンランドとは? わかりやすく解説

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スウェーデン=フィンランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/26 14:31 UTC 版)

伝承のスウェーデン=フィンランドの国土. (Different stages of expansion marked by shades. )1700年のスウェーデン=フィンランドの境界.

スウェーデン=フィンランド英語:Sweden–Finland)は、カルマル同盟ナポレオン戦争の間のスウェーデン王国、すなわち14世紀から18世紀のスウェーデン王国を指し、特にフィンランドで使用される。

その端緒となったのは、1155年北方十字軍以降で、1323年十字軍での交戦国だったノヴゴロド公国との講和によって成立したと言える。その後、スウェーデンが東方へ進出する事によってスウェーデン=フィンランドは拡大して行く事となる。北方十字軍以降、フィンランドはカトリック化され、16世紀にスウェーデンと共にカルマル同盟からの離脱後、プロテスタント化して行く事となった(宗教改革)。1581年にフィンランドは公領から大公領へと昇格したが、それはスウェーデン人によるフィンランド支配を強化するためだけの君主号のみの称号化であり、フィンランドがスウェーデン王国の一部であることに変わりはなかった。18世紀にロシアとの戦争によってケックスホルム県などを割譲したものの、大部分は、19世紀まで残った。

1809年にスウェーデン=フィンランドは分割され、東半分は帝政ロシアによる同君連合のもと準自治のフィンランド大公国を構成した。

この言葉は、例えばデンマーク=ノルウェーという用語と関連付けて使用されたときには、教訓めいたメリットがある。つまり、ノルウェーがデンマークの支配下にあったように、フィンランドも、という意味である。しかし、中世以来1809年までの、今日、フィンランドである地域は、完全にスウェーデン王国の一部だったため、これは誤解である。1809年までフィンランドはスウェーデンの4つの州の1つと見なされていた。とは言え、イェータランドスヴェアランドとは違い、フィンランドは、ノールランドと同様、スウェーデン語が主要な言語ではなかった。スウェーデン語が使用されたのは海岸のいくつかの地域や貴族層、都市市民上層部の間だけだった(スウェーデン系フィンランド人による植民地化)。スウェーデン帝国時代のスウェーデン=フィンランドは、本来のスウェーデンと同義だった。それに、その他の海外領土が加わってスウェーデンの支配領域を構成していた。

関連項目


スウェーデン・フィンランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 18:35 UTC 版)

セムラ」の記事における「スウェーデン・フィンランド」の解説

スウェーデンフィンランドでのセムラは、カルダモン味付けした小麦粉パンの上部を切り落としミルクとアーモンドペースト(英語版)を混ぜたものを詰めホイップクリームトッピングする。切り取られ上部役割果たし粉砂糖まぶされる。コーヒー紅茶一緒にそのまま食べることが多く、またホットミルク入れたボウル入れて食べことを好む人もいる。フィンランドでは、アーモンドペーストの代わりにイチゴラズベリージャム入れることが多くフィンランドベーカリーでは通常両方バージョン提供している。(多くベーカリーでは、伝統的なパンの上アーモンド飾りジャム入りパンには粉砂糖をかけることで両者区別している)。フィンランド語スウェーデン語では、semlaパンバターに使う普通の小麦パン意味し菓子パン意味しない。ある時、スウェーデン人四旬節遵守嫌気がさし、クリームとアーモンドペーストを加えて、シュローブ・チューズデイとイースターの間の毎週火曜日セムラ食べようになったという。一部ベーカリーでは、チョコレートマジパンピスタチオなどを加えたレシピ考案されている。

※この「スウェーデン・フィンランド」の解説は、「セムラ」の解説の一部です。
「スウェーデン・フィンランド」を含む「セムラ」の記事については、「セムラ」の概要を参照ください。

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