スウェーデン・デンマーク戦争(トルステンソン戦争)
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「三十年戦争」の記事における「スウェーデン・デンマーク戦争(トルステンソン戦争)」の解説
一方スウェーデンは、ドイツで転戦するスウェーデン軍を背後から脅かすデンマークと戦端を開いた。皇帝軍に敗北したデンマークは、皇帝軍に度々勝利して勢力を拡張するスウェーデンに対して、影響力の復活をもくろみ、皇帝へ接近したり、エーアソン海峡税を引き上げるなどしてスウェーデンを牽制していたため、両者の緊張が高まっていた。海峡税の引き上げはオランダとスウェーデンの接近を許すこととなった。1643年、スウェーデンはユランに侵攻、オランダ海軍も味方につけて、スウェーデン・オランダ連合艦隊はデンマーク艦隊を屈服させ、1645年8月のブレムセブルー講和条約でデンマークはノルウェーの一部やゴットランド島を割譲することとなり、バルト海の覇権をスウェーデンに奪われた。またこの戦争でグスタフ・ホルン将軍が復帰している。皇帝軍はデンマークの支援に駆けつけたが、惨敗した。この戦争はスウェーデン軍指揮官トルステンソン(トシュテンソン)の名前からトルステンソン戦争と呼ばれる。
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