シリーズ系譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 08:52 UTC 版)
システム的に、Mwaveと呼ばれるDSPチップ(集積回路)を利用した「アナログモデム・サウンドカード兼用拡張ボード」を搭載していたモデルでは、これがリソースの占有などネックとなって、拡張性や通信速度に難が出る場合もあった。 OSは初期はWindows 3.1およびOS/2が導入済みであり, 後にWindows 95,98,Meモデルが発売された。プリインストールや付属の形で同梱されていたアプリケーションソフトにおいては、最初期は個人のアミューズメント利用(人間万歳パソコン)を製品コンセプトとして強く打ち出していたことから、オフィス製品はプリインストールしない方針であったが 後の方針変更によりワープロ・表計算・はがき宛名印刷などの実用アプリケーションから、パソコン通信やインターネットサービスプロバイダ契約ソフトといった通信関連、ビデオスクリーンセーバーやコンピュータゲームからバーチャルペットなどアミューズメント的なものまで幅広く同梱されていた。登場初期からインターネット普及に伴うパソコン普及初期にかけてのシリーズでは、マニュアルも初心者向けに充実しており、VHSビデオテープによる初期設定ガイド映像が同梱されたモデルも出ている。しかし後にこういった大量添付ソフトや同梱物が価格を押し上げる要因となったため、大幅に廃されていった。 こういった豪華な貼付・同梱物は価格を押し上げたこともあり、今日のコモディティ化による価格競争が激しいパソコンでは、プリインストールソフトウェアが極力減らされることはおろか、マニュアルさえ電子書籍の形でハードディスク内に収められるなどの傾向が顕著である。Aptivaブランド終了後にビジネスモデルとしてリリースされたNetVistaやレノボ製品においてはノートパソコンブランドのThinkPadシリーズやビジネスモデル・デスクトップ機であるThinkCentreには継承されなかった。 シリーズは2001年5月リリースのAptiva A/Eシリーズが最終となっている。
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