シダックス野球部監督とは? わかりやすく解説

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シダックス野球部監督

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:29 UTC 版)

野村克也」の記事における「シダックス野球部監督」の解説

2002年11月6日付で、当時社会人野球へ参加していたシダックス硬式野球部監督ゼネラルマネージャー就任した。同部は社会人野球新興チームながら、志太勤会長当時)の下で、1999年ビクトル・メサ(元キューバ代表)などを擁して第26回社会人野球日本選手権大会制覇志太は、球界離れていた野村監督職への就任要請するとともにキューバ代表主力選手だったオレステス・キンデランアントニオ・パチェコ入部させた。このため野村終生わたって志太を「(野球人として社会人として自分にとって)どん底時代に手を差し伸べ下さった恩人」と慕っていた。 チームは、野村監督就任1年目2003年)に、第74回都市対抗野球大会決勝進出三菱ふそう相手6回裏終了時点3点差を付けていたが、7回表に集中打・四死球スクイズ成功などで一挙5点奪われたあげく、1点差(4対5)で優勝逃した。この逆転劇について、野村監督退任後に「(6回裏までのリードで)『優勝していいのかな?』と思いながら(試合会場東京ドームで)ベンチからネット裏をふと見たところ、(大会主催している)日本野球連盟会長当時)の山本英一郎観戦している姿が目に留まった。その姿が気になったせいで、(7回表から)リリーフ送れば逃げ切れたのに、先発当時エースだった野間口貴彦)を続投させたら逆転負け。(試合中にもかかわらず)『優勝していいのかな?』などとバカなことを考えてしまったせいで、志太会長には悪いことをしてしまった。この経験は、『監督迷いチーム大きな影響を及ぼすそれだけに、(監督野球セオリー沿った正し考え持たないと、とんでもないことになる』という大きな教訓として、その後楽天での監督生活)に生かされた」と述べている。この年には中日ドラゴンズ山田久志監督退任決まっていたため、大会後報道では後任監督候補1人挙げられていたが、野村自身シダックス残留中日監督には落合博満就任した楽天からの監督就任要請受諾したことに伴ってシダックス監督退任することを2005年10月3日発表最後に指揮を執った第32回社会人野球日本選手権大会1回戦では、日本生命に1対2で惜敗した。その一方で日本野球連盟野村に対してこの年社会人ベストナイン特別賞授与している。 野村後年プロ南海ヤクルト阪神)と社会人野球シダックス)の双方での監督経験踏まえて、「プロ野球アマチュア野球では、給料ベースが全く違う。プロ野球では個人記録ベースになっているが、アマチュアでは本塁打を何本打とうが、何勝しようが給料はみんな同じだから、みんなの心が『チーム優勝のために頑張ろう』という方向まとまりやすい。このことはいい勉強になった」と述べていた。 シダックスでは、野村の下でコーチ務めていた田中善則硬式野球部後任監督へ据えたものの、2006年限りで同部を解散社会人野球プレー続け意向示した選手移籍認め一方で部活動一環として実施してきたK-Ball少年野球支援特化すべく、「K-Ball技術指導部」を新設している。なお、野村監督在任中に在籍していた部員からは、野間口武田勝森福允彦など7人のNPB選手輩出その1人である中村真人外野手は、野村監督務め楽天2007年入団したことを機に野村指導を再び受けていた。

※この「シダックス野球部監督」の解説は、「野村克也」の解説の一部です。
「シダックス野球部監督」を含む「野村克也」の記事については、「野村克也」の概要を参照ください。

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