サラスの方法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サラスの方法の意味・解説 

サラスの方法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/30 20:56 UTC 版)

サラスの方法: 左三列の行列式は、赤線で結んだ斜め三項の積の和から青線で結んだ逆斜め三項の積の和を引いたものになる。

線型代数学におけるサラスの方法サラスのほうほう: Sarrus' ruleSarrus' scheme)は 3 × 3 行列行列式を算出するための計算方法である。フランスの数学者ピエール・フレデリック・サラスに由来する[1]

方法

3 × 3 行列

縦に並べてもよい

同様に対角線に沿って足したり引いたりする方法で 2 × 2 行列の場合にも

と計算できる[1]

何れもライプニッツの明示公式の特別の場合になっているが、より大きなサイズの行列の行列式を計算する場合にはこの算法は通用しない。サラスの方法は 3 × 3 行列の余因子展開から導出することもできる[1]

サラスの方法をイメージするときには、行列の左と右を繋いで円筒状に丸めたうえで対角線上を辿ると思ってもよい。

参考文献

  1. ^ a b c d Fischer, Gerd (1985) (German). Analytische Geometrie (4th ed.). Wiesbaden: Vieweg. p. 145. ISBN 3-528-37235-4 
  2. ^ Paul Cohn: Elements of Linear Algebra. CRC Press, 1994, ISBN 9780412552809, p. 69

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サラスの方法」の関連用語

サラスの方法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サラスの方法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサラスの方法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS