シューア補行列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 01:39 UTC 版)
線型代数学関連分野におけるシューア補行列(シューアほぎょうれつ、英: Schur complement; シューア補元)は区分行列に対して定義される。名称はイサイ・シューアがシューアの補題の証明に用いたことに由来するが、それ以前からの使用が認められる[1]。これを Schur complement と呼び始めたのはエミリー・ヘインズワースである[2]。シューア補行列は数値解析 (特に数値線形代数) や統計学、行列解析の分野では主要な道具の一つとなっている。
- ^ a b Zhang, Fuzhen (2005). The Schur Complement and Its Applications. Springer. doi:10.1007/b105056. ISBN 0-387-24271-6
- ^ Haynsworth, E. V., "On the Schur Complement", Basel Mathematical Notes, #BNB 20, 17 pages, June 1968.
- ^ von Mises, Richard (1964). “Chapter VIII.9.3”. Mathematical theory of probability and statistics. Academic Press. ISBN 978-1483255385
- ^ Boyd, S. and Vandenberghe, L. (2004), "Convex Optimization", Cambridge University Press (Appendix A.5.5)
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