コンピュータにおけるスラッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 03:19 UTC 版)
「スラッシュ (記号)」の記事における「コンピュータにおけるスラッシュ」の解説
現代のコンピュータキーボードには標準的に装備されている。 106キーボードや109キーボードにおいて、「・」(「?」「め」がともに印字されているキーボード)を入力した状態で変換すると半角および全角の「/」が候補に現れる。 除算の演算子記号として用いる。例えば6を2で割る場合は 6/2 のように記す。 いくつかのプログラミング言語で、次の形でコメントを表す。「/* 〜 */」で、その間がコメントであることを表す。C言語など。 「// 〜」で、そこから行末までがコメントであることを表す。C++など。 PythonやPerl(バージョン5.10以降)のように、ダブルスラッシュ//をひとつの演算子として扱う言語もある。 UNIXオペレーティングシステムにおいて、パス区切り記号として、ディレクトリ(パーソナルコンピュータのフォルダと類似の概念)を表し、ディレクトリ名の後(あるいは、ネットワーク内のコンピュータ名の後)に置かれる。また、「//」で、ネットワーク全体を表す。UNIXではないがネットワーク上でUNIXのように振る舞っているコンピュータもこれに準じ、したがって、インターネットのURLでも同様である。 スーパーユーザーを表す。 Internet Relay Chatなど、環境によってはコマンドの識別子として用いられる。また、MS-DOSのように、コマンドに与えるオプションの区切り文字(開始記号)としてスラッシュを用いる場合もある。 IPアドレスにおいて、アドレスの後にスラッシュと数値をつなげることで、あるアドレス範囲を示す。CIDRも参照のこと。
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