コンピュータにおけるスペース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:08 UTC 版)
「スペース」の記事における「コンピュータにおけるスペース」の解説
コンピュータでは語間を表す以外にもさまざまな用途で用いられる。また、空白の大きさも様々に必要である。従って、用途や大きさが違うことを区別する方法が必要である。現代の多くのコンピュータでは、主に文字コードを使い分けることによって用途や大きさの違いを区別しているが、実際の空白幅はフォントにも左右される。 スペース(欧文間隔、ラテン文字は通常半角であることから半角スペースとも)(ASCII 20H) - ラテン文字の単語間のスペースを表すことに用いる。論理行(改行コードで区切られた文字の連なり)が物理行(見かけ上の1行)からはみ出す場合には、はみ出さないようにこのスペースで次の行に送る。このとき、スペースは見かけ上改行に置き換えられ、前の行の最後にも次の行の最初にもスペースは置かれない。等幅フォント以外では半角幅であるとは限らず3分幅になっていることが多い。ASCIIにあってJIS X 0213にない唯一の印字可能文字である。 整形目的で挿入されるスペースをタブと呼ぶ。便宜上区別するため、タブ文字 (ASCII 09H) を用いたものはハードタブ、半角スペースを用いたものはソフトタブと呼ぶことがある。 キーボードにはスペースキーが存在し、多くの場合通常のキーよりも大きい。 日本語で使用されるスペースは日本語や中国語などのCJKの文字幅の間隔という意味を持った、和字間隔という文字が別に定義されている。 ホワイトスペース - 半角スペースとタブと改行の総称。C言語などいくつかのプログラミング言語や、HTMLなどのマークアップ言語で同等に扱われる。 記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称 U+0020 - SPACE U+00A0 1-9-2 ノーブレークスペースNO-BREAK SPACE U+2002 - EN SPACE U+2003 - EM SPACE U+2004 - THREE-PER-EM SPACE U+2005 - FOUR-PER-EM SPACE U+2006 - SIX-PER-EM SPACE U+2007 - 図形間隔FIGURE SPACE U+2008 - PUNCTUATION SPACE U+2009 - THIN SPACE U+200A - HAIR SPACE U+200B - ゼロ幅スペースZERO WIDTH SPACE U+3000 1-1-1 和字間隔IDEOGRAPHIC SPACE U+FEFF - ゼロ幅ノーブレークスペースZERO WIDTH NO-BREAK SPACE U+0009 - タブ文字CHARACTER TABULATION
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