コンセプト・楽曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/24 07:28 UTC 版)
「LOVE YOURSELF 承“Her”」の記事における「コンセプト・楽曲」の解説
本アルバムは、『花様年華』『WINGS』に続く新シリーズ「LOVE YOURSELF」というテーマの元に制作された。アルバム発売前にプロモーションとして「LOVE YOURSELF ハイライトリール」と題したドラマ仕立てのコンセプトムービーが公開され、恋に落ちた少年の姿が描かれた。これは、これまでの「学校」や「青春」といった直感的なテーマに比べて、「LOVE YOURSELF」という抽象的なテーマを説明するためには物語形式が望ましいと判断されたことによるものである。この映像では「RUN」のミュージックビデオで交通事故にあったジョングクが車椅子にのって登場するなど、花様年華シリーズとのつながりも見られ、アルバムにも「花様年華 THE NOTE」と題した小冊子が同封されている。 ラップモンスターは、「LOVE YOURSELF」というテーマについて「自分自身を愛する心を持って欲しい。本当の愛とは何なのか考えてほしい。本当の愛は勇気をくれるから。」と説明している。 「承」は「起承転結」の「承」を意味し、「起」ではなく「承」からアルバムがスタートするのは、「恋に最も没入しているときが起承転結の"承"にあたると考え、また次回作でなぜ承から始まったか理解できるようなつくりになっている」とシュガは説明している。 イントロ曲「Intro:Serendipity」はジミンのソロ曲。チルアウトスタイルのアーバン楽曲で、ラップモンスターが作詞に参加し、作曲は「Save Me」のRay Michael Djan Jrが担当した。タイトル曲「DNA」では初めてEDMに挑戦し、特徴的な口笛の音とアコースティックギターのイントロから始まる。「Best Of ME」はザ・チェインスモーカーズとのコラボレーション楽曲。5月に開催されたビルボードアワードで出会った際、チェインスモーカーズ側からコラボオファーがあり、その翌日に10曲を提供される。その中から気に入った曲を選び、メロディとラップを付け、その後はメールなどを通じて共同制作した。ミニアルバム恒例のスキットには、5月のビルボード・ミュージック・アワードでのラップモンスターのスピーチをそのまま収録した。「MIC DROP」はグラミー受賞者であり、アメリカのヒップホップ・サウンドを代表するミキシング・エンジニアであるジェイソン・ジョシュアが参加したヒップホップナンバー。これはオバマ元大統領が任期中最後となるホワイトハウス記者晩餐会で、スピーチの最後にマイクを落としたことにインスピレーションを受けて制作された。「悩むよりもGo」は「DOPE」や「Silver Spoon」に続く社会派ソング。韓国の流行語(「YOLO」と「탕진잼(タンジンジェム)」)を歌詞に盛りこみ、なぜ若者がこのような言葉を使うのか、その理由を防弾少年団なりに解説した曲。隠しトラックである「海」は、ラップモンスターが大ファンである村上春樹の1Q84の一説「希望があるところには必ず試練があるものだから」という言葉にインスピレーションを受けて制作された。
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