コリン・クリステンセン殺人事件
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「リチャード・バンドラー」の記事における「コリン・クリステンセン殺人事件」の解説
ロサンジェルスタイムズ 1988年1月29日 「サイコセラピスト無罪 — 売春婦殺人 — 陪審評決」 http://articles.latimes.com/1988-01-29/news/mn-26470_1_psychotherapist-richard-bandler <以下ロサンジェルスタイムズ記事翻訳> サンダクルズ ー NLPと呼ばれる心理療法トレーニングの共同創始者は売春婦銃殺について木曜日に無罪と評決がおりた。心理療法士リチャード・バンドラーがコリン・クリステンセンの死に関与したとされる事件は、水曜日遅くに陪審により審議された。評決はわずか5時間半の審議の後に示された。検察はバンドラーがクリステンセンを殺害したと主張。しかしバンドラーは、ジェームズ・マリノがバンドラーの357口径マグナム銃でクリステンセンを殺したと証言した。ジェームズ・マリノは検察の主たる証人であるが、以前コカインのディーラーをしていたことを自ら認めている。バンドラーとマリノの両者は1986年11月、その女性の自宅にいた。 バンドラーとマリノは法廷で相反する証言をした。マリノは「バンドラーがクリステンセンに腹を立てていた。なぜなら彼女はバンドラーが同棲しているガールフレンドと同性愛の浮気をしており、また彼女は彼に金銭を借りていたからだ」と証言し、バンドラーは、「マリノはクリステンセンが彼を撃って殺そうとしていることを確信していた」と証言した。 判決が読まれた際、バンドラーは法廷にいなかった。判決が出た後、彼の弁護士ゲリー・シュワルツバッハは記者団に語った。「彼(バンドラー)は犯罪を犯していないと証明された。評決の素早さが検察側の陳述の質を物語っている。」 この事件を起訴した地方検事補ゲーリー・フライは「驚きそして失望した」と述べた。彼は「マリノは殺人を犯していないだろう」と言った。匿名を条件にある1人の陪審員は、バンドラーの罪には筋の通った疑いがある、と判断したと言った。他の陪審員は評決に関するコメントを控えた。 検察の重要な証人はマリノだった。マリノはかつて強盗のために18ヶ月サン・クエンティン州立刑務所に服役していた。バンドラーの事件の予備審問の後、マリノは数ヶ月姿を消し、11月2日の裁判の開始時に出廷しなかった。彼は逮捕状が発行された後、姿を現した。 バンドラー(37歳)とカリフォルニア大学、サンタクルズ校の前言語学教授ジョン・グリンダー/NLP共同創始者は、人がどのように潜在意識的で影響を与え合うのかを研究した、言語学と催眠療法の融合した技法で、1970年代初頭、国民の評判を得た。 バンドラーとグリンダーは、セラピストは患者の問題を素早く解決するために、NLPのテクニック=患者の目の動き、話すパターン、ボディランゲージ、肌のトーンの変化、呼吸を観察する=を使うことが出来るだろう、また催眠療法の技術は行動を再プログラムするために役立つだろうと主張した。バンドラーはこのテーマで13冊の本を書いた。 心理療法界ではやや物議があったものの、NLPは国民的な人気を得た。今では全米に数百名、セミナーを提供するNLPトレーナーが存在している。バンドラーの研究はまた、米軍とCIAの注目を集めた。 1980年、バンドラーグリンダーは、それぞれが自分自身のNLPのビジョンを追求するためにパートナーシップを解消した。 バンドラーは、1970年の終わりに彼がコカインユーザーになったことを証言した。彼がマリノに出会ったのはコカインを通してであり、マリノはドラッグの密売人で、クリステンセンは以前マリノの恋人だった。<翻訳以上>
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