鶏尾蘭
ケイビラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 23:02 UTC 版)
ケイビラン(鶏尾蘭、学名:Comospermum yedoense (Maxim. ex Franch. et Sav.) Rausch.[1])は、キジカクシ科スズラン亜科ケイビラン属に分類される多年生の1種[4]。クロンキスト体系と新エングラー体系では、ユリ科に分類されていた[1][5]。古くから知られていた植物で、カール・ヨハン・マキシモヴィッチは江戸で得た栽培品種を研究して、Anthericum yedoensis Maxim.と命名した[5]。のちに松村任三は、ブルビネラ属(Bulbinella)のものと考えたが、牧野富太郎は詳しく研究して、1908年に新属(ケイビラン属、Alectorurus)の種であるとした[5]。この属名は、雄鶏を意味する[5]。種小名(yedoense)は、はじめ江戸で得た栽培品に命名したことによる[4]。和名は葉の形状が雄鶏の尾の羽根に似ていることに由来する[4][6][7]。別名が、ヤクシマケイビラン[1]。本属は本種の1種のみ[5]。
- ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ケイビラン”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年10月31日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ケイビラン”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年10月31日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ケイビラン”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 門田 (2013)、151頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 佐竹 (1982)、29-30頁
- ^ a b 川原 (2001)、90頁
- ^ a b 片野田 (2004)、103頁
- ^ a b 黒田 (2015)、105頁
- ^ a b “香川県レッドデータブック2021” (PDF). 香川県. pp. 136. 2021年10月31日閲覧。
- ^ a b c “レッドデータブックおおいた2011、ケイビラン” (PDF). 大分県. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “環境省レッドリスト2020の公表について”. 環境省. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “三重県レッドデータブック2015~三重県の絶滅のおそれのある野生生物~” (PDF). 三重県. pp. 463. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “長崎県レッドデータブック”. 長崎県. 2021年10月31日閲覧。
- ^ “奈良県版レッドデータブック 2016 改訂版”. 奈良県. 2021年10月31日閲覧。
- 1 ケイビランとは
- 2 ケイビランの概要
- 3 種の保全状況評価
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