グループの分離・合流経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:11 UTC 版)
「トムラウシ山遭難事故」の記事における「グループの分離・合流経緯」の解説
当初男女客15人と男性ガイド3人の18名が団体行動していたが、遭難行の経緯として脱落者が出る毎に細かくグループが別れ、また中途でそれぞれの群が再合流、分離を繰り返したため、これら合流・分離経緯のみを抜粋し、時系列に沿って列挙する。 後日の救助経緯および参加者の状況一覧も合わせて参照されたい。 甲乙丙=ガイド3人、男性客5人=半角英大文字、女性客10人=半角英小文字脱落時刻各群の人数変遷説明1. 10時30分 甲f(2), 乙丙ABCDEabcdeghij(16) 第1ビバーク地点:12。低体温症fに付き添いリーダー甲が居残った。 2. 〜12時まで 甲f(2), 乙Dghj(5), 丙ABCEabcdei(11) 第2ビバーク地点:13。本隊と分離直後に脱落、その場でビバーク開始。 3. 12時頃 甲f(2), 乙Dghj(5), BEbe(4), 丙ACacdi(7) 昼食後、南沼キャンプ場手前でE, eが一行から遅れ、それぞれにB、bが付き添い4人グループを形成。 4. 12時頃 甲f(2), 乙Dghj(5), BEbe(4), ACcdi(5), 丙a(2) 救助要請を理由に後続を待たず下山を急いだ丙が本隊から先行、aが随行。 5. 12時頃 甲f(2), 乙Dghj(5), BEbde(5), ACci(4), 丙a(2) 「トムラウシ分岐」の少し先でのbが本隊から脱落したdを発見、合流。 6. 〜13時40分まで 甲f(2), 乙Dghj(5), BCEbde(6), Aci(3), 丙a(2) 通りがかったCがBらの5人に合流。 7. 〜13時40分まで 甲f(2), 乙Dghj(5), BEbde(5), C(1), Aci(3), 丙a(2) Cが単独離脱。 8. 〜13時40分まで 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1), Bbde(4), C(1), Aci(3), 丙a(2) 意識朦朧としたEが脱落。 9. 〜13時40分まで 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、Bde(3), b(1), C(1), Aci(3), 丙a(2) bが丙を呼ぶために離脱、先行。 10. 13時40分 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), B(1), b(1), C(1), Aci(3), 丙a(2) 意識不明となったd、eが「トムラウシ公園上部」付近:28で脱落、Bの単独行になる。 11. 13時40分 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), B(1), Cb(2), Aci(3), 丙a(2) 単独行だったCが追いついてきたbと合流。 12. 15時 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), B(1), Cb(2), ci(2), 丙Aa(3) 丙とaが「前トム平」に到着後、後から降りてきたAが合流。 13. 15時40分頃? 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), B(1), Cb(2), ci(2), 丙(1), Aa(2) 動けない丙をその場に残し、Aとaは2人で下山を継続。 14. 15時40分以降 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), B(1), ci(2), 丙Cb(3), Aa(2) Aとaが出発後に「前トム平」に到着したCとbは丙と合流。 15. 15時40分以降 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), B(1), ci(2), 丙b(2), C(1), Aa(2) Cが単独離脱し下山続行。 16. 15時40分以降 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙Bb(3), C(1), Aa(2) 10.で単独になっていたBが「前トム平」に到着、合流。 17. 15時40分以降 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), Bb(2), C(1), Aa(2) 「前トム平」に丙を残したままBとbが下山開始。 18. 16時 - 16時28分 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), Bb(2), C(1), Aa(2) 第3ビバーク地点:16。「トムラウシ公園上部」でcとiが休憩をとったが、iは16時28分に意識不明:16。 19. 16時30分 甲f(2), Dghj(4), 乙(1), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), Bb(2), C(1), Aa(2) 第2ビバーク地点5人のうち乙がメール送信のためDにその場を任せ離脱。 20. 16時38分 甲f(2), Dghj(4), 乙E(2)、de(2), ci(2), 丙(1), Bb(2), C(1), Aa(2) 乙が南沼キャンプ場付近で倒れていたEを発見、Eは脈がなくその場に残し、後に警察へ通報。 21. 18時 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), Bb(2), C(1), Aa(2) 乙が第2ビバーク地点に帰還、再合流。 22. 19時頃 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), Bb(2), ACa(3) 単独下山していたCにA・aが合流。Cはその場でビバークを決め、A・aペアが追い抜いた。 23. 19時以降 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), BCb(3), Aa(2) 「カムイ天上付近」で単独下山していたCにB・bペアが追いつくが、Cは自分を追い抜くよう促した:18。 24. 23時55分 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), C(1), Bb(2), Aa(2) A・aペアが温泉登山口に自力下山。 25. 17日0時55分 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), C(1), Bb(2), Aa(2) B・bペアが温泉登山口に自力下山。 26. 17日4時45分 甲f(2), 乙Dghj(5), E(1)、de(2), ci(2), 丙(1), C(1), Bb(2), Aa(2) Cが単独で温泉登山口に自力下山。
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