グラヴィトンとは? わかりやすく解説

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グラビトン【graviton】

読み方:ぐらびとん

重力子重力場量子化するとき現れる重力場量子理論的にスピンが2で質量ゼロであることがわかるが、現時点では、重力場に関する量子効果発見されていない。→グラビティーノ


重力子

(グラヴィトン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/16 05:21 UTC 版)

重力子
組成 素粒子
グループ ゲージ粒子
相互作用 重力相互作用
発見 未発見
記号 G[注釈 1]
質量 0[1]
< 6×10−32 eV/c2 [2]
平均寿命 無限大[3]
電荷 0
スピン 2[1]
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重力子(じゅうりょくし、: gravitonグラビトン[1][4][5])は仮説上の素粒子の一つ。

重力相互作用を媒介するゲージ粒子であり、スピン2、質量0、電荷0、寿命無限大のボース粒子であるとされる[3][6]

2024年時点で未発見である。

グラヴィティーノ

グラヴィティーノ (gravitino)
発見 未発見
電荷 0
スピン 32
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超対称性がある場合、重力子に対応する超対称性パートナーとしての超対称性粒子は、スピン3/2のフェルミ粒子であるグラヴィティーノ: gravitino、重力微子)とされるが、こちらも2022年までのところ未発見である。

脚注

注釈

  1. ^ グルーオン (記号はg)との混同を避けるため、大文字のGが使用される。

出典

  1. ^ a b c 重力子」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』https://kotobank.jp/word/%E9%87%8D%E5%8A%9B%E5%AD%90コトバンクより2022年1月8日閲覧 
  2. ^ Zyla, P. (2020). Review of Particle Physics: Gauge and Higgs bosons. https://pdg.lbl.gov/2020/tables/rpp2020-sum-gauge-higgs-bosons.pdf. 
  3. ^ a b 重力子」『素粒子事典』https://kotobank.jp/word/%E9%87%8D%E5%8A%9B%E5%AD%90コトバンクより2022年1月8日閲覧 
  4. ^ グラビトン」『デジタル大辞泉』https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%88%E3%83%B3コトバンクより2022年1月8日閲覧 
  5. ^ 小松英一郎「小松英一郎が語る 絞られてきたモデル」『日経サイエンス』第47巻第6号、日経サイエンス社、2017年、33頁、ISSN 0917009X 
  6. ^ 相互作用」『世界大百科事典』https://kotobank.jp/word/%E7%9B%B8%E4%BA%92%E4%BD%9C%E7%94%A8コトバンクより2022年1月8日閲覧 

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