クラスと昇級・降級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:54 UTC 版)
A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組と、順位戦の対局がないフリークラスから構成されており、A級で最も良い成績を挙げた棋士が名人挑戦権を得る。 各クラスの定員などは以下のように定められている。 第80期より クラス定員名人戦・順位戦の対局数昇級など降級・降級点名人1名 挑戦者と七番勝負 挑戦者に4勝→名人位防衛 挑戦者に4敗で失冠→次期 A級(順位1位) A級10名(原則) 総当たり 9戦(原則) + プレーオフ+ 七番勝負(挑戦者) 【挑戦者】名人に4勝→名人位獲得 【降級者】 成績が下位の2名→次期 B級1組 B級1組13名(原則) 総当たり12戦(原則) 【昇級者】成績が上位の2名→次期 A級 【降級者】 成績が下位の3名→次期 B級2組 B級2組不定 同クラス内での10戦 【昇級者】成績が上位の3名→次期 1クラス昇級 ※全勝者は全員昇級 【降級者(B級2組,C級1組)】 降級点が累積2点→次期 1クラス降級 C級1組C級2組【降級者(C級2組)】 降級点が累積3点 → 次期 フリークラス編入 (満59歳以下、または規定条件を満たす場合)もしくは引退 (満60歳以上、かつ規定条件を満たさない場合) フリークラスフリークラス編入者(順位戦 対局なし)(他棋戦の参加可能) 【編入フリークラス】規定条件による順位戦への復帰あり(次期C級2組に編入) 【引退規定=編入フリークラス】 在籍年限該当者が規定条件を収められなかった場合、公式戦全対局完了時に引退。 <在籍年限>下記のいずれか早い期限 フリークラス編入後10年以内 満60歳(原則)の誕生日を迎える年度終了まで フリークラス宣言者(順位戦 対局なし)(他棋戦の参加可能) 【宣言フリークラス】順位戦への復帰不可(引退までフリークラス) 【引退規定=宣言フリークラス】 順位戦「在籍可能最短年数」(1~8年間)が経過するまでは現役続行可能。経過後の時点で65歳以上の場合、この時点で引退となる。 「在籍可能最短年数」経過後は、下記のいずれか早い期限で引退となる。満65歳(原則)の誕生日を迎える年度終了まで 更に15年 経過するまで 降級点(B級2組, C級1組, C級2組) 【降級点の付与条件】 (B級2組) 成績下位の内、参加人数の(在籍者数 × .mw-parser-output .sfrac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .sfrac.tion,.mw-parser-output .sfrac .tion{display:inline-block;vertical-align:-0.5em;font-size:85%;text-align:center}.mw-parser-output .sfrac .num,.mw-parser-output .sfrac .den{display:block;line-height:1em;margin:0 0.1em}.mw-parser-output .sfrac .den{border-top:1px solid}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1/4.0)に降級点を1点累積。 (C級1組, C級2組) 成績下位の内、参加人数の(在籍者数 × 1/4.5)に降級点を1点累積。 【降級点の消去条件】 今期勝ち越しまたは2期連続の5勝5敗で、降級点を1点消去。 付与と消去の条件に同時に該当する場合、次期は現状維持(累積と消去の相殺)。 昇・降級時には降級点リセット。 (C級2組) 消去対象となる降級点は2つ目のみ。1つ目の降級点はC級2組では消去されない。 現役棋士が在籍するクラスの一覧は、将棋棋士の在籍クラス を参照。 歴代のA級棋士については、歴代七番勝負・A級順位戦 を参照。
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