キハ600形
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詳細は「鹿島鉄道キハ600形気動車」を参照 19m級の3扉車で、当線では最大の旅客収容力を持っていた。出自は国鉄から譲受した元キハ07形で、1965年 - 1966年に関東鉄道に譲受された。1936年川崎車輌製の601と1937年鉄道省大宮工場製の602の2両が在籍していた。 流線型であった前面形状を1972年に関東鉄道形の平妻形に改造するなど、内外の大改装を度々繰り返し、1994年には冷房装置も搭載された。車体側面の形態と台車に往年のディテールを残す。 601は2006年時点で車齢約70年に達しており、一般旅客営業に運用される車両としては日本最古かつ戦前製唯一の現役気動車であった。廃止後601は、鉾田駅跡を鉄道公園にすることを目指した市民グループが駅構内に保管していたが、2007年に鉾田市議会で公園整備の陳情が却下された後、有志個人が鹿島鉄道から買い取り、鉾田駅の保存用地も同個人らが借り受けて保管していた。2009年に鉾田市が保存用地を提供することとなり、601も鉾田市に寄付され所有権が移転、移送の上で保存されるに至った。 602は一部の個人が保存を目指していたが条件が整わず2007年5月28日に石岡駅構内で解体された。 譲渡及び改番履歴を以下に示す。 国鉄キハ42032 >国鉄キハ07 29 > 鹿島参宮鉄道キハ42503 > 関東鉄道キハ42503 > 関東鉄道キハ601 > 鹿島鉄道キハ601 国鉄キハ42036 >国鉄キハ07 32 > 関東鉄道キハ42504 > 関東鉄道キハ602 > 鹿島鉄道キハ602 キハ600形601号 石岡機関区 キハ600形602号 石岡機関区(2006年) キハ600形602号(1985年)
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キハ600形(キハ603, 604)
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1960年新潟鐵工所製。元大分交通耶馬渓線の車両で、同線が廃止された1975年に同社から譲り受けた。正面2枚窓・両運転台の18 m級車体だが、側窓がいわゆるバス窓でその下に補強帯(ウインドウシル)を残すこと、DMH17Bエンジン(160 PS)搭載、小断面車体など、国鉄キハ10系気動車の影響が強く見られ、近年では珍しくなった古典的気動車として鉄道ファンから人気を集めていた。
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