キハ142形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 10:27 UTC 版)
「JR北海道キハ141系気動車」の記事における「キハ142形」の解説
1990年(平成2年)から1994年(平成6年)にかけて15両 (1 - 14, 201) が製作された。駆動機関は、キハ54形気動車同様DMF13HS形を2基搭載する。液体変速機にTC2A形とDF115A形、台車にDT22AまたはDT22C形とそれぞれキハ22形・キハ46形・キハ56系気動車の廃車発生品を使用する点はキハ141形と同じである。最高速度は95 km/h である。 運転台は札沼線での石狩当別方を向いており、原則としてキハ141形の同一番号の車両と連結して運用される。トイレは客室スペース拡大のため改造時に撤去され、採光窓が埋められている。冷房装置は搭載されていない。 キハ142-1は先行試作車で、1992年(平成4年)に苗穂工場で量産化改造が行われた。また、キハ142-14は1995年(平成7年)の再改造でキハ142-114に改番された。 キハ142-114とキハ142-201には、キハ143形・キサハ144形との編成組成時に両形式のボタン開閉式半自動ドアを制御する機能が付加されている。キハ142-114は前述の再改造の際に設置されたが、キハ142-201は客車からの改造時点でこの仕様であった。 改番照合表 形式車両番号種車改造所落成日除籍日処遇キハ142形キハ142-1 オハフ51 45 釧路運輸車両所 1990年03月13日 2005年03月 廃車 キハ142-2 オハフ51 3 五稜郭車両所 1991年03月29日 2012年11月14日 ミャンマーへ譲渡 キハ142-3 オハフ51 40 1991年03月31日 キハ142-4 オハフ51 50 1991年08月19日 2012年11月22日 ミャンマーへ譲渡 キハ142-5 オハフ51 51 1991年10月26日 2015年03月31日 廃車 キハ142-6 オハフ51 54 1991年12月28日 キハ142-7 オハフ51 13 1992年02月12日 2012年06月20日 ミャンマーへ譲渡 キハ142-8 オハフ51 22 1992年03月31日 キハ142-9 オハフ51 42 1992年06月16日 2012年06月21日 ミャンマーへ譲渡 キハ142-10 オハフ51 43 1992年08月22日 キハ142-11 オハフ51 14 1992年11月07日 2012年07月06日 ミャンマーへ譲渡 キハ142-12 オハフ51 21 1993年01月16日 キハ142-13 オハフ51 26 1993年03月19日 2012年12月05日 ミャンマーへ譲渡 キハ142-14 オハフ51 6 1993年07月04日 1995年08月 キハ142-114に改造 キハ142-114 キハ142-14 1995年08月 2012年06月11日 廃車 キハ142-201 オハフ51 30 1995年01月09日 2012年11月28日 JR東日本へ譲渡
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