カサンドラ王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:40 UTC 版)
「落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国」の記事における「カサンドラ王国」の解説
ライバッハ・ランティエス カサンドラ王国軍の中隊長。 叩き上げで中隊長にまでなっており、部下からの信頼は厚く実戦経験も豊富である。過去に蛮族との戦で妻と娘を亡くしており、家族を守れなかったことを悔いている。魔女に対してあまり偏見をもっておらず、ノノエルやケイと対面したときは普通の女の子という感想を抱き、自分たちが抱いていたイメージをかけ離れていることに戸惑っていた。 魔女の戦力評価のため魔女の砦に攻撃を仕掛けるが、欲を出して砦を占拠しようとしたことでナーガの策に嵌まり部隊に多数の損害を出したため輜重部隊に左遷されてしまう。シュバイツ川の戦いの後、新たに将軍となったグィスカルによって中隊長に戻されるが、見張りの任務中にノノエルに捕まり魔女の捕虜となってしまう。魔女の砦で見たユウキの姿が亡くなった娘によく似ていたことに衝撃を受け、家族を守れなかった後悔と悲しみを思い起こしたことで、ナーガの語る魔女と人が共に暮らせる世界を創るという理想に共感するようになる。ナーガの説得に応じてエインの砦の情報を提供し、ナーガが宣言どおりに双方に犠牲を出さずにエインの砦を攻略したことを見届けた後、部下にして欲しいと申し出、ナーガや魔女たちの仲間となる。 魔女国の建国を機にカサンドラ王国への親書を届け、魔女とカサンドラ王国との間を取り持つ連絡役となるが、直後のグリスタン率いる魔女討滅軍との戦いの中で、危機に陥ったユウキを庇って致命傷を負い、妻子の幻を見ながら息を引き取った。その死はカサンドラ王国の兵士だけでなく魔女達や奴隷兵ら多くの者から悲しまれ、死後はその功績によりカサンドラ王国の救国の英雄として弔われた。 カサンドラⅢ世 カサンドラ王国の国王。 アイユーブ枢機卿の甘言に乗って黒の森侵攻軍を組織するが、侵攻軍は返り討ちにされエインの砦まで奪われたことで窮地に立たされる。旧教会の主導で周辺諸国による魔女討伐軍が組織されるという状況の中、過労で倒れてしまい、グィスカルを国王代理に任命した。 グィスカル/カサンドラ四世 カサンドラ王国国王の甥。引責辞任したゲオバルク将軍の後釜として新たな将軍となり、後に国王代理となる。 元々軍で主計官をしており、実務面でそれなりの才能を見せていたものの実戦経験は無いに等しい。ライバッハをはじめ前任のゲオバルク将軍の配下だった者達を危険な任務に就け、使い捨てのように扱っているため彼らからの忠誠心は低い。 王であった父が早世し叔父に王位が渡ったという経緯から、国王の座を取り戻すという野心を秘めているが叔父から簒奪するつもりはなく、実績を積んで認めさせることで王位を手に入れるという算段だった。自分の力を冷静に弁えており無茶な行動は控える傾向が強いが、魔女と討伐軍に挟まれるという切迫した情勢の中、国王代理に任命され国王の座も間近となったことで、カサンドラ王国=自分の国という意識が強くなり、討伐軍に対して疑心を抱くようになる。 その後、念願の王位に就くが、グリスタンたちに一方的に魔女支援国家と認定されてしまい、リガヤの進言に従って魔女たちと手を組むことを決める。 リガヤ グィスカルの副官。 グィスカルが国王となってからは国王補佐となる。
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