ウッタラディット駅とは? わかりやすく解説

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ウッタラディット駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 09:01 UTC 版)

ウッタラディット駅
ウッタラディット駅
อุตรดิตถ์
Uttaradit
ワーンカピー (8.35 km)
(2.35 km) シラアット
所在地 タイ王国
ウッタラディット県
ムアンウッタラディット郡
駅番号 1150
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 北本線
キロ程 485.17 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 อด.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1909年8月15日
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ウッタラディット駅(ウッタラディットえき、タイ語:สถานีรถไฟอุตรดิตถ์)は、タイ王国北部ウッタラディット県ムアンウッタラディット郡にある、タイ国有鉄道北本線である。

概要

ウッタラディット駅タイ王国北部ウッタラディット県県庁所在地であり人口16万人が暮らすムアンウッタラディット郡にある、タイ国有鉄道北本線である。クルンテープ駅から485.17km地点にあり、特急列車で6時間30程度である。町の中心部にあり、ナーン川の西側に位置する。駅の正面側(東側)が、市街地である。駅構内には退役した客車を利用した図書館がある。

一等駅で1日当たり20列車(10往復)が発着しその内訳は、特急3往復、急行1往復、快速4往復、普通2往復である。 また当駅を含むロッブリー駅より終点チェンマイ駅までは、単線区間である。

歴史

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した[1]1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。この頃北本線チエンマイまで整備する事なり、少しずつ延伸開業の後1909年8月15日にパントンプン駅まで完成し、これに伴い当駅も開業した。当駅開業の約13年後の1922年1月1日に、チエンマイ駅までの全通完成を見た[2]

開業時の駅舎はドイツ人建築家が設計したユーゲント・シュティール様式の建物である。第二次世界大戦中に損傷を受け時計塔などが失われた。現在は市の福祉課が入居している。駅の機能は1987年に北側に建てられた駅ビルに移っている。

駅構造

ウッタラディット駅構内

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺

  • ウッタラディットバスターミナル (2km)

ウッタラディット工場

当駅に隣接して西側に、タイ国有鉄道のウッタラディット工場がある[3]ディーゼル機関車気動車客車貨車の修理、整備をおこなっており、工場内は常に各種車輛で賑わっている。

脚注

  1. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』p.25
  2. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』p.25-p.28
  3. ^ 『鉄道ピクトリアル』(電気車研究会 2012年7月号 No.864) p.163

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目




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