ノーンウィワット駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/23 06:03 UTC 版)
ノーンウィワット駅 | |
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หนองวิวัฒน์ Nong Wiwat |
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◄ドンヤーナン (2.86 km)
(2.72 km) バーンプルックラット►
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所在地 | ![]() アユタヤ県タールア郡 |
駅番号 | 1037 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 4等駅[1] |
所属路線 | 北本線 |
キロ程 | 96.44 km(クルンテープ駅起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1901年4月1日 |
ノーンウィワット駅(ノーンウィワットえき、タイ語:สถานีรถไฟหนองวิวัฒน์ )は、タイ王国中部アユタヤ県タールア郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。
概要
ノーンウィワット駅はタイ王国中部アユタヤ県の人口約4万5千人(2023年)が暮らすタールア郡にある、タイ国有鉄道北本線の駅である。クルンテープ駅から96.44km地点に位置し、駅の正面側は西向きである。2025年現在、4等駅であり1日当たり16列車(8往復)が発着し、その内訳は快速1往復、普通7往復である。クルンテープ駅より普通列車で約2時間を要する。 本駅を含むバーンパーチー駅よりロッブリー駅までは、複線(厳密には双単線)区間である。
歴史
1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した[2]。それから2回目の延伸開業時の1901年4月1日に本駅を含むロッブリー駅まで延長されそれに伴い本駅も開業した[3]。
- 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
- 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - バーンパーチー駅 (18.87km)
- 1901年4月1日 【開業】バーンパーチー駅 - ロッブリー駅 (42.86km)
駅構造
3面3線をもつ地上駅であり、駅舎は西側の単式ホームに隣接している。
駅周辺
アユタヤ県郊外、県境付近の田園地帯に位置し、駅前は閑散としている。パーサック川より分かれたラピパット用水路が駅東側を流れ、集落(タムボン・ノーンカナーク)の役場も用水路沿いにある。さらに東、駅から約1 kmからはサラブリー県となる。
線路のすぐ西側には国道2022号線が並走し、道路沿いには皮革工場、また商店や飲食店も少数みられる。駅の南西、約1 kmには動物園(Sriayutthaya Lion Park)が2021年に開園した。さらに1 kmほど南には、アユタヤを中心に広く信仰を集めた高僧ルアイ師(2017年没[4])が務めた寺院ワット・タコーが建つ。(最寄駅はドンヤーナン)
脚注
- ^ “วารสารรถไฟสัมพันธ เอกสาร เผยแพร่ เพื่ อการปร ะชาสัมพั นธ์” (タイ語). タイ国有鉄道. p. 5 (2025年). 2025年3月23日閲覧。
- ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.25
- ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.27
- ^ “สิ้นเกจิดัง กรุงเก่า หลวงพ่อรวย ปาสาทิโก สิริอายุ 95 ปี 7 เดือน 10 วัน” (タイ語). タイ・ラット (2017年7月20日). 2025年3月23日閲覧。
参考文献
- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5
関連項目
- ノーンウィワット駅のページへのリンク