イ・チョイン:ソ・ジソプ
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「カインとアベル (2009年のテレビドラマ)」の記事における「イ・チョイン:ソ・ジソプ」の解説
幼い頃に両親を交通事故で亡くし、両親の親友である病院の院長に引き取られ育てられた医師。実の息子でないためか母親は辛辣で抱かれたことすらない。義理の兄とはとても仲が良く憧れで、ずっと慕っていた。兄弟ともに優秀な医師だが、兄とは違い誰にも期待されてはいなかった。性格は陽気でお人よし。キム・ソヨンとは恋人同士で、そろいの指輪をはめている。その頃病院では院長(脊索腫のため寝たきり状態)側の救命センター建設と副院長側の脳医学センター建設の激しい権力争いが起こっており、院長がチョインに救命センターを任せる意思を表明していたため脳医学センター側にとって目の上のたんこぶとなる。7年ぶりに帰ってきた兄とも院長(父親)の手術のことで意見が食い違い、中国で父と同じ病気の患者の手術見学のため中国に渡る。そこでガイドのオ・ヨンジと出会い、行動を共にし韓国で再会する約束をする。しかし空港に向かう途中副院長につく理事が仕向けた集団に拉致され、頭に銃弾を喰らい砂漠に捨てられる。死にかけていたところを脱北者でヨンジの兄であるオ・ガンチョルたちに救われるが、自分の名前すら思い出せなくなってしまう。人格も変わり、無口で冷静な性格になる。ガンチョルには弟にならないかと言われ、オ・ガンホと名乗る。その後脱北者としてとらえられガンチョル共に収容所に入れられ、厳しい生活を強いられる。そこでチョインを捜しにやってきたソヌと再会し、ソヌに生存を知られる。その後北朝鮮に送り返されそうになったところをなんとか脱出、韓国に帰ろうと試みる。しかしガンチョルは、同じ脱北者のチェ・チスの裏切りによって助からないほど銃弾をくらい、妹ヨンジのことをチョインに任して絶命。単身韓国に戻り、ガンチョルの殺人犯として疑いをかけられるが、ヨンジによって救われ、清州に渡ってガンホとしてヨンジと同居を始める。そこで徐々に記憶を取り戻し始める。一方ソヌは彼が韓国に戻ったことを知るなり中国でチョインを始末しようとした男たちに殺害指令を出し、チョインは車にひかれそうになるがヨンジがかばったことによって軽傷で済み、すべての記憶を取り戻しソウルの病院に帰ってくる。誘拐された後のことは何も覚えていないと嘘をつき、ソウルで黒幕を追って動く。彼が記憶を整理するため病院内の自室のスクリーンにつづった表はソヌに記憶喪失の振りだと見破られ、ソヨンにソヌの悪行を知らしめる結果となった。のち実行犯、最初に指示した人物、両親の本当の死因、そして兄が自分を殺そうとしたことすべてを知り、兄への憎悪に燃える。そして父の夢である救命センターの建設を土地の所有権や脳医学センター側の工作を暴きながら進め、採決で票を勝ち取り建設を決定づける。その夜兄と対談し、自分の罪を認めて謝罪さえすれば元に戻れると懇願するが、拒否され2人の亀裂は修復不可能なものになる。のちの兄の脳腫瘍によるオペの申し出には恐ろしいほど冷淡に接するが、結局執刀し兄を延命させる。最後にはヨンジと結婚するとガンチョルに報告し、運動神経を失った兄には完全に元には戻れないが今の状態からは戻って来いと告げる。
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