イギリスにおける反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:27 UTC 版)
「トースト・サンドイッチ」の記事における「イギリスにおける反応」の解説
BBC News Magazine は、トースト・サンドイッチとともに、これまでイギリスで食卓に上ったさまざまに「チープな料理」の記録や記憶をたどる記事を掲載した。たとえば、ヴィクトリア朝時代のレシピ本に書かれたフィットレス・コック(Fitless cock) という鶏肉もどき料理(大雑把に言えばオートミールのプディング)、タイタニック号の三等船客のディナー(キャビン・ビスケット (cabin biscuits)、コンビーフ、ライススープ (rice soup) など)、第二次世界大戦中の食糧配給と窮乏の時代に考案された各種料理(模造クリームやスパムや粉末卵 (dried egg) を使用した料理、ガチョウもどきの詰め物料理、甘味として菓子代わりに食されたニンジンなど)である。 『ガーディアン』紙は、トーストのサクサクした食感を認めているが、この食品をサンドイッチとして受け入れるためには塩とコショウが死活的に重要であると述べている。また、別パターンのトースト・サンドイッチ(生のパンをトーストで挟んだもの)を試作し、こちらのほうがトーストを挟んだサンドイッチよりも優れていると主張。パンやバターをスーパーで購入した王立化学会はまだコストをかけているとし、公園や郊外で葉や果実などを採取したり、パブから使わずに持ち帰っては来たもののそのまま放置されているであろうケチャップやマスタードなどの小袋を使用したりすることで「もっと安上がり」な料理が可能だ、などという記事を掲載した。 「トースト・サンドイッチより経済的なランチメニューを提案した最初の人物に賞金を出す」企画は、応募が殺到したために発表から7日後に締め切られた。王立化学会は数百件に及ぶ応募を厳正に審査したが、「最初の」提案者が特定できなかったとして、受賞に値する候補の中から無作為に選んだ応募者に賞金200ポンドを贈った。
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