アングロ・コンサーティーナとは? わかりやすく解説

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アングロ・コンサーティーナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:16 UTC 版)

コンサーティーナ」の記事における「アングロ・コンサーティーナ」の解説

ダイアトニック式(押し引き異音式)。1850年代初頭イギリスジョージ・ジョーンズ (George Jones,1832-1919) が開発した。 本来の名称はアングロ・ジャーマン・コンサーティーナ(英国ドイツ式コンサーティーナ英独折衷コンサーティーナと言うが、単に「アングロ・コンサーティーナ」と呼ぶことが多い。イングリッシュ・コンサーティーナ土台にして、「リヒター配列」(ハーモニカや、ドイツ式ダイアトニック蛇腹楽器採用され音の配列法)を採用したことからの命名である。 ダイアトニック式のコンサーティーナは、普通のハーモニカと同様、一台楽器出せ半音の数は限られる例えC調一列ボタン式(ボタン数は10前後)なら、ピアノでいう白鍵相当する音階しか鳴らせない。C/G調の二列ボタン式(ボタン数は20前後)なら、半音F♯出せるようになる。三列ボタン式(ボタン数は30個から40前後まで)なら、ほとんどの半音カバーできるので「セミ・クロマティック式」ないし「アングロ・クロマティック式」とも呼ばれる押し引き異音式は、出せ半音の数が限られているぶん、奏法は簡単で独習が可能である。そのため、世界各地民俗音楽などで、よく使われる。また蛇腹激しく押し引きするため、アイルランド音楽メリハリのある曲を素早く演奏するのにも適している。 アングロ・コンサーティーナの外見上の特徴は、左右板面パーム・レスト手のひらを置くための横木の台)とハンド・ストラップ(手のひらくぐらせるベルト)があることで、それによってイングリッシュ・コンサーティーナ見分けることができる。 左右の手の、親指を除く計8本の指でボタン鍵盤を弾く。左右親指は、ハンド・ストラップの外に出ているため、動き制約がある。左手親指は、ドローンボタンがある機種ではそれを押して鳴らすのに使うが、ドローンボタンが無い機種(30ボタン以下の機種など)では使わない右手親指はエアバルブ・ボタン(空気抜きボタン)の操作に使う。アングロは、ボタン鍵盤操作使える指の数が比較多くまた、ボタン鍵盤配列右手高音左手低音分かれているため、メロディー和音伴奏同時に弾くことも比較的容易である。

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アングロ・コンサーティーナ

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コンサーティーナ」の記事における「アングロ・コンサーティーナ」の解説

コンサーティーナ入門 演奏動画や、和音伴奏のしかたの解説などIrish Flute and Anglo Concertina アイリッシュの曲の演奏視聴や、各メーカーごとの音色違い視聴できる。 ダイアトニック・アコとコンサーティーナについて 演奏動画など。

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