あまのじゃく
「あまのじゃく」とは、「何かにつけて他人や世間に逆らうようなことをする」「他人の意見を素直に聞き入れない」「本心を隠して裏腹なことを言う」といった性格の人のことである。ひらたく言えば「素直でない人・素直になれない人」のことである。つむじ曲がり・へそ曲がり・鼻曲がり・偏屈・ひねくれ者などともいう。
「あまのじゃく」は漢字では「天邪鬼」と表記する。もともとは、神話や伝承や仏教美術における、悪さをして懲らしめられる悪鬼のことである。妖怪として扱われることもままある。
恋愛においては「自分の気持ちに素直になれず、好きな人に対して冷たい態度やそっけない態度を取ってしまう人」を「あまのじゃく」と呼ぶことがある。
「あまのじゃくな性格」の主な原因・要因
「あまのじゃくな性格」は、精神疾患のような異常な傾向というわけではないが、「難儀な性格」であるため治したいと考える人は少なからずいる。性格が「あまのじゃく」になる原因は、低い自己肯定感によるものが多く、親からの愛情不足や過干渉、過保護などが背景にある。また、人に裏切られて傷付いたという経験を持つケースもあり、それらのことから自分に自信を持つことができず、人に対する不信感を抱き、人と繋がることを恐れているという心理が働いている。
あまのじゃくの治し方としては、認知行動に働きかける精神療法が一般的である。自己肯定感を高めるためにも自分で自分を褒めたり、前向きな言葉を普段から使うようにしたりするなどの方法が用いられる。しかし、あまのじゃくは精神的な病でもなければ心の病気でもない、マイナスの感情で形成された性格である。よって、ありがとうやごめんなさい、などの言葉を素直に伝えることができないため、周りの人に感謝や謝罪の言葉をかける、自分の本当の気持ちに目を向けて本音を伝えることも有効である。
あま‐の‐じゃく【天の邪▽鬼】
天の邪鬼
読み方:アマノジャク(amanojaku)
人の言うことやすることにわざと逆らうひねくれ者
天邪鬼
天邪鬼
天邪鬼
天邪鬼
天邪鬼
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