adjustment
「adjustment」とは、調整・調節・加減・修正・精算・調停といったことを意味する英語表現である。
「adjustment」とは・「adjustment」の意味
「adjustment」は、名詞として用いられ、「調整」「調節」「加減」「修正」「調停」といった意味をもつ。会計関係の文脈で用いられる場合は、「調整」から転じて「精算」という意味をもつことがある。動詞「adjust」の名詞形である。「adjustment」の発音・読み方
「adjustment」の発音記号は、「ədʒʌ'stmənt」である。カタカナで表記すると「アジャストメント」となる。実際に発音する際は、「アヂャストゥマァントゥ」のようになる。「ə」は、口を少し開け、弱くあいまいに「ア」と言う。「dʒ」は、唇を前に突き出し、息だけで「ヂュ」と発音する。「ʌ」は、口を中くらい開け、日本語の「ア」とほぼ同じように短く「ア」と言う。「s」は、舌先を前歯の裏の歯茎に近づけ、その隙間から息を出して「ス」と発音する。「t」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息を止めた状態から、勢いよく息を破裂させるようにして「トゥ」という音を出す。「m」は、唇を閉じて口から息が出るのを止め、鼻に抜けるように「ム」という声を出す。ここで再び「ə」を発音する。「n」は、舌先を前歯の裏の歯茎につけて息が口から出るのを止め、鼻に抜けるように「ン」という音を出す。最後に再び「t」を発音する。
「adjustment」の語源・由来
「adjustment」の原義は、正しい状態に整えること」である。印欧語系で「長い時間」という意味をもつ「hoyu」がラテン語で「法律」という意味をもつ「ius」となり、形容詞化する語尾が付属したことで、ラテン語で「正しい」という意味をもつ「iustus」となった。これが中期フランス語で「正しい」という意味をもつ「juste」へと変化し、「~へ」という意味をもつ「ad-」が付属したことで、中期フランス語で「調整する」という意味をもつ「adjuster」となった。これが英語で「調整する」という意味をもつ「adjust」へと変化し、「こと」という意味をもつ「-ment」が付属したことで、英語で「adjustment」という表現が用いられるようになった。「adjustment」と「adjust」の違い
「adjustment」と「adjust」は、同じニュアンスの意味をもつが、品詞が異なる。「adjustment」は名詞であり、「adjust」は動詞である。「adjustment」を含む英熟語・英語表現
「make adjustment」とは
「make adjustment」は、直訳すると「調整を作る」となるが、転じて「調整する」という意味をもつ。用例には、「They will make adjustments of cost differences(彼らは原価差額の調整をするだろう)」などがある。
「fare adjustment」とは
「fare adjustment」は、「切符精算所」「乗継清算」「運賃精算」といった意味をもつ。用例には、「There is an automatic fare adjustment machine over there(あちらに自動乗継精算機があります)」「She had to use fare adjustment machine(彼女は乗り越し精算機を使わねばならなかった)」などがある。
「under adjustment」とは
「under adjustment」は、「調整中」「調整しているところ」といった意味をもつ。用例には、「Schedule under adjustment(スケジュール調整中)」などがある。
「a fine adjustment」とは
「a fine adjustment」は、「微調整」という意味をもつ。
「the Labor Relations Adjustment Act」とは
「the Labor Relations Adjustment Act」は、「労働関係調整法」という意味をもつ。
「adjustment of rice-fields」とは
「adjustment of rice-fields」は、「耕地整理」という意味をもつ。
「year-end adjustment」とは
「year-end adjustment」は、会計用語として、「決算整理仕訳」という意味をもつことがある。
「financial adjustment」とは
「financial adjustment」は、「財産整理」という意味をもつ。用例には、「They will make a financial adjustment(彼らは財産整理を行うだろう)」などがある。
「adjustment account」とは
「adjustment account」は、会計用語として、「照合勘定」という意味をもつことがある。
「adjustment」の使い方・例文
「adjustment」を用いた例文には、「This machine is easy of adjustment(この機械は調整しやすい)」「She asked business clients for an adjustment of the delivery date(彼女は取引先に納入日の調整をお願いした)」「I got a small tax refund after the year‐end adjustment(年末調整で税金が少し戻ってきた)」「Please give me ten minutes to finish the last adjustments(最後の調整を完了するために10分時間をください)」などがある。アジャストメント (映画)
(アジャストメント から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 06:39 UTC 版)
『アジャストメント』(原題:The Adjustment Bureau)は、2011年に公開されたアメリカのSF恋愛サスペンス映画である。アイディアは『悪夢機械』に所収されるフィリップ・K・ディックの短編小説『調整班』。キャッチコピー は「《操作》された運命に逆らえ」。
- ^ a b c “The Adjustment Bureau (2011)” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月10日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2012年2月下旬決算特別号 211頁
- ^ a b Michael Fleming (2009年7月14日). “Emily Blunt boards 'Bureau'”. Variety. オリジナルの2009年7月19日時点におけるアーカイブ。 2009年7月28日閲覧。
- ^ Michael Fleming (2009年2月24日). “Studios weigh star packages”. Variety. オリジナルの2009年2月27日時点におけるアーカイブ。 2009年7月28日閲覧。
- ^ Michael Fleming (2009年3月5日). “Universal, Damon team on 'Bureau's”. Variety. オリジナルの2009年3月10日時点におけるアーカイブ。 2009年7月28日閲覧。
- ^ “The Adjustment Bureau (2011)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “The Adjustment Bureau Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年9月6日閲覧。
- 1 アジャストメント (映画)とは
- 2 アジャストメント (映画)の概要
- 3 設定
アジャストメント(2011年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:51 UTC 版)
「フィリップ・K・ディック」の記事における「アジャストメント(2011年)」の解説
短編「調整班」(1954年)の映画化。主演マット・デイモン。
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