やらせに関する証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:20 UTC 版)
母親の木村響子が、週刊文春の取材に応じ、テラスハウスの炎上シーンを巡って、木村がスタッフから指示を受けていたと証言した。木村のスマートフォンには、木村響子の証言通り、「やらせ」を裏付けるLINEのメッセージが多数残されていた。 木村が母や友人に語っていた「やらせ」は、「テラハに出た当初からプロレスラーらしく振舞えって……。1のことを100にして盛り上げて欲しいって言われて。コスチュームの件はスタッフにめっちゃ煽られた。『いいじゃん、あんな奴、ビンタぐらいしたらいいじゃん』って。盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから、苦しまぎれで帽子をはたいたの。スタッフは信用できないよ」という内容であり、友人に送ったLINEでも、「自分の仕事道具壊されて、スタッフにカメラの前でキレろって言われて」と送信している。 木村響子は、「このままだと花の死が『暴力的な女子が男性に乱暴を働き、SNSの批判を苦にして自殺した』というストーリーで片付けられてしまう。真相は全然違うんです。彼女はスタッフの指示通り、ヒール役に徹しただけ。せめて花の名誉を回復してあげたい」としている。 7月3日までに、共演者の小林快が所属事務所を退所していたことも分かっている。小林は週刊文春の取材に応じ、木村が死去する8日前(5月15日)にコスチューム事件について木村から電話で真相を明かされていたと証言した。「番組ADが僕に軽いノリで『トランポリンするだけじゃあ面白くないから』ってささやいてきた。それから『オッパイとか触ったら』と指示されたのです。『それは違うでしょ』と断ったけど、こういう無茶ぶりは日常茶飯事。スタッフが求めているのは恋愛とハプニング。そしてSNSでの炎上を狙っていた」と小林にもやらせの指示があったと話している。 小林は週刊文春発売後の7月10日にInstagramとブログを更新し、事件後の木村とのやり取りについて詳しく述べた。木村の死去2週間前に電話で話したという。それ以前から電話があったが、「でも電話をくれたあの時、正直自分は悩んでた、というよりかは病んでた。周りが見えなくなり、生きている人全員を疑うようなマインドセットになっちゃってた」ために木村は電話を取れなかった。コスチューム事件について木村から謝罪を受け、木村が放った言葉が本心からでは無かったことが分かったことが嬉しく、また二人で食事をしたり遊んだりしようとも話した。しかし、木村が誹謗中傷に傷ついて自傷行為を繰り返していることも知り、心を痛めていたと綴っている。「今は日本でもっとメンタルヘルスの鬱のケア、誹謗中傷問題などの大切さをわかってもらえることだと思った」「もう誰にも自分の状況と一緒になってほしくないのが、はなの一番の思いだと思う」とその思いを訴えている。
※この「やらせに関する証言」の解説は、「木村花」の解説の一部です。
「やらせに関する証言」を含む「木村花」の記事については、「木村花」の概要を参照ください。
- やらせに関する証言のページへのリンク