ふかす

実用日本語表現辞典

深す

読み方：ふかす

「更かす（ふ-かす）」の異表記として、つまり「夜更けまで（寝ずに）過ごす」という意味で用いられる表現。

（2021年4月8日更新）

ふかす

建築用語としての「ふかす」は、壁（仕上げ面）の一部または全部を、建物物の構造上は必要ないが、装飾や機能を加味する目的で、迫り出させること。

料理用語としての「ふかす」は、水蒸気によって加熱調理すること。漢字では「蒸かす」と書く。「蒸す（むす）」と同義だが「蒸かす」は特に調理についてのみ用いる語。

（2020年7月14日更新）

デジタル大辞泉

ふか・す【^×袘す】

読み方：ふかす

［動サ下二］袘(ふき)を出す。

「裏を深く—・せて」〈色道大鏡・二〉

ふか・す【吹かす】

読み方：ふかす

［動サ五（四）］

１ タバコを吸う。また特に、タバコの煙を深く吸わずに吐き出す。「パイプを—・す」

２ （「噴かす」とも書く）自動車などのエンジンを速く回転させる。「スロットルを全開にして—・す」

３ （「…風(かぜ)を吹かす」の形で）それらしいようすをする。…ぶる。「先輩風を—・す」

４ 口から出まかせに景気よく言う。吹聴する。

「かやうに申せば、我身を—・したるやうにおぼしめさんも」〈仮・竹斎・上〉

ふか・す【更かす】

読み方：ふかす

［動サ五（四）］

１ 夜遅くまで起きている。夜ふかしをする。「議論で夜を—・す」

２ 夜がふけるのを待つ。

「のたまひし餅(もちひ)、忍びていたう夜—・して持て参れり」〈源・葵〉

ふか・す【^▽蒸かす】

読み方：ふかす

［動サ五（四）］蒸気を当てて、やわらかくする。むす。「芋を—・す」

[可能] ふかせる

日本語活用形辞書

揮かす、振かす

読み方：ふかす

カ行四段活用の動詞「揮く」「振く」の未然形である「揮か」「振か」に、使役の助動詞「す」が付いた形。

終止形

揮く  » 「揮く」の意味を調べる
振く  » 「振く」の意味を調べる

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石油/天然ガス掘削用語集

ふかす Circulation

	電検などで，長時間坑内を放置した場合などに，一度ドリルストリングを坑内に降下し，泥水循環させること。
分野	特殊な業界用語
同義語	循環
関連用語	ボトムアップ, トリップ
類似語
略語	Circ.

隠語大辞典

ふかす

1. 喫煙。〔第四類　言語動作〕
2. 喫煙。〔関東〕
3. 喫煙のこと。〔関東〕

分類 関東

ふかす

1. せこ場へ行ってふかしてきたといえば便所へ行って大便をしてきたということ。〔芸能（寄席・落語）〕
2. 〔隠語〕せこ場へ行って、ふかして来たと云えば、便所へ行つて、大便をして来たということ。

分類 寄席、寄席／落語

ふかす

1. 通ず。

分類 せんぽ

ふかす

1. 〔不〕不具にすること。喧嘩などして相手を傷けるときなどに「フカシてやれ」と云ふ。「ネカス」参照。

分類 不

フカス

読み方：ふかす

1. 物ヲ隠匿スルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・岩手県〕
2. 物件売却其他ノ移転処分。〔第四類　言語動作〕
3. 贓品をさばくこと。〔掏模〕

分類 岩手県、掏摸

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深須

姓	読み方
深須	ふかす

深栖

姓	読み方
深栖	ふかす

Weblio日本語例文用例辞書

「ふかす」の例文・使い方・用例・文例

• ジャガイモをふかす
• ジャガイモをふかす.
• 花を引いて夜をふかす
• パッパとタバコをふかす
• 葉巻をふかす