はやぶさ
名称:小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)
小分類:彗星・小惑星探査
開発機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
打上げ国名・機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ年月日:2003年5月9日
打ち上げ国名:日本
打ち上げロケット:M-V
打ち上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(KSC)
はやぶさは、先進的なイオンエンジンや、探査機が自分で判断する自律航法によって飛行する小惑星探査機です。 日本のロケット開発の父である故糸川英夫博士にちなんで「ITOKAWA(イトカワ)」と名付けられた小惑星を探査することが目的です。
2005年9月中旬から11月下旬にかけてイトカワに接近して周回しながら科学観測を行いました。高度20km~3kmの距離から4種類の観測機器を用いて、イトカワの形状、地形、表面高度分布、反射率(スペクトル)、鉱物組成、重力、主要元素組成などを観測。その結果は、小惑星の形成過程を考える上で、新しい知見をもたらし、米科学雑誌「サイエンス」ではイトカワの特集号が発行されました(2006年6月2日号)。
はやぶさは2005年11月にイトカワへの着陸に成功、サンプル採取を試みました。離陸後に姿勢が変動、探査機との通信できない状態になりましたが、2006年1月末に交信が復旧、姿勢制御を実施し、2010年の地球への帰還に向けて運用が続けられています。
地球に帰還した際には、採集された可能性がある小惑星試料を収めたカプセルをオーストラリアへ投下し、世界初の小惑星サンプルリターンを達成することを目標にしています。
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