その他のSuica
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 11:32 UTC 版)
一般向けに発売されているSuicaカードのほか、以下の物も同様に利用可能である。 モバイルSuica 携帯電話(おサイフケータイ)にSuicaカードのICカード機能を持たせたもの。物理的に新規のカードを発行しないため、デポジットが発生しないが基本的に年会費が必要であった(現在は無料)。携帯電話の機能を利用したオンラインチャージ(入金)や利用履歴および残額の確認、定期券・新幹線特急券・Suicaグリーン券の購入・利用などの機能が提供されており、カード型よりサービス面における利便性が向上している。一方、カード型と形状が異なることなどから一部機能について制限のある場合もある。詳細は同項参照のこと。 Suica機能付きクレジットカード・キャッシュカード VIEWカード(東日本旅客鉄道)をはじめ、クレジットカード会社や銀行各社よりSuica機能を付加したクレジットカード・キャッシュカードが発行されている。これらもSuicaカードと同様に利用できるが、カード表面の印字の都合でSuica定期券機能などに制限がある場合がある。 詳細は「#機能の拡充」および「VIEW Suicaカード」を参照 Suica機能付き社員証・学生証等 詳細は「#機能の拡充」を参照 地域連携ICカード Suicaと各地域の交通系ICカード機能を1枚にまとめたカード。地域交通事業者が発行する。 栃木県(関東自動車が発行)と岩手県(岩手県交通が発行)で導入が始まり、以後東日本各地で相次いで導入されている。 Welcome Suica 「短期利用のインバウンド旅客向けICカード」として、訪日外国人旅行者向けに販売されるSuica。赤地に白い桜の図柄を用いたオリジナルデザインを採用する。2019年9月1日発売開始。 規約上は「短期用」「Suica企画乗車券付き」「長期用」の3種類があり、「短期用」のみJR東日本の訪日外国人旅行者向け窓口「JR EAST Travel Service Center」で販売される(「Suica企画乗車券付き」「長期用」は旅行会社等を通じて販売)。 デポジット不要で、あらかじめ定額(1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円)がチャージされたものを販売する。追加チャージも可能だが、「短期用」「Suica企画乗車券用」は利用開始日を含む28日間の有効期間設定があり、使用後も入金(チャージ)残額の払いもどしは原則として行わない。「長期用」の有効期限は最大6か月。 「Suica企画乗車券付き」は、発売時に指定された特別企画乗車券の機能を同梱することができる。利用開始時に企画乗車券の有効区間内の自動改札を通過するか、券売機で利用開始日の設定を行う必要がある。 使用時に、有効期間や旅客の種類等を記したレファレンスペーパーを所持する必要があり、必要に応じて提示しなければならない。 Suica Light 地方自治体における交通費補助事業や、短期の団体旅行(修学旅行など)における交通決済手段として活用することを想定して、地方自治体・旅行代理店等法人向け限定で販売されるSuica。2022年1月12日付けで発売が公表された。規約上は Welcome Suica の一種として扱われている。 販売時にデポジットを不要とする代わりに、利用開始日から最大6か月の有効期限が設けられる。使用後も入金(チャージ)残額の払いもどしは原則として行わない。 使用時に、有効期間や旅客の種類等を記したレファレンスペーパーを所持する必要があり、必要に応じて提示しなければならない。 千葉県四街道市が「まち・ひと・しごと創生推進事業」の一環として四街道市出身の学生向けに地域の特産品とデジタルギフトを届ける「四街道ふるさとの味お届け便支援事業」において「Suica Light」が活用される予定としている。
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