その他のSTOL機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/12 12:56 UTC 版)
「IMAM Ro.63」の記事における「その他のSTOL機」の解説
AVIS C.4は、メーカーの再編問題という意味も含めて競争試作の勝者となることが決まっており、240 km/hの速度が出せたが飛行性能はお粗末なものであった。 要目は以下の通り: 全長:8.7 m 全幅:13.96 m 全高:3 m 翼面積:28 m² 最大速度:240 km/h、60分 航続距離:800 km, 360 range 重量:836 kg/1,329 kg エンジン:ヒルト HM 508D 8気筒 倒立V型 空冷エンジン 209 kW (280 hp) 良好なSTOL性能を発揮する大きなフラップを有していたにもかかわらず、低翼配置の主翼は観測機としては不満足なものであった。1940年6月に初飛行を行い1年後にグイドーニアに送られたが、評価の結果不満足な性能であることが分かった。この「MM.11586」機が製造された唯一の機体であり、初期発注分の6機は完成しなかった。 もう1機種のカプロニ GDLは試作機の段階で終わった。この機種は315 kmの行動半径と800 kmの航続距離を持ち、機体の要目は全幅13.8 m、全長10.35 m、全高4.03 m、翼面積21 m2、空虚重量730 kg、最大重量1,010 kgであった。エンジンは他の機種と同じヒルト HM.508Dを使用していた。
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