その他の蟻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 04:14 UTC 版)
ジャイロ NGLの設立者で影の首領。後にキメラ=アントとなる。 生前は貧困労働者の生まれで、父親1人に育てられ、幼い頃から労働者として扱き使われ父親からも育児放棄と虐待を受けていたが、彼はその父を怖れると同時に盲信し、誇りとしていた。しかし、実際は父にとって、自分は生死さえもどうでもいい存在であるという事実を知り、その場にあったハンマーで父を殺害する。その後(12歳前後から9年後)、自然主義の団体NGLを設立し、9年後NGLは国家となりジャイロはその裏の首領となる。世界中に悪意をばら撒きたいとの考えからNGLの秘密工場で麻薬を造っていたが、キメラ=アントのユンジュ隊に制圧され、死亡する。 その後、死体が女王に食われ、キメラ=アントとして生まれ変わるも、非常に強靭な意志を持ち、蟻の中で唯一女王の命令は一切聞かずに自分の意志のみで行動していた。人間時の記憶も持ちあわせている。女王の死後は自身の計画をやり直すため旅立ち、ゴン達のいるNGL国境の街に偶然立ち寄るが、会う事もなくどこかに消えて行った。 生前仲間であり恩人であったウェルフィン(ザイカハル)からは非常に強く慕われており、メルエムを相手にしてもその忠誠心が揺らがなかった程である。彼によると「死ぬまで死ぬなよ」が口癖であったという。 カイト(レイナ) 声 - 佐武宇綺 死亡した女王の体内から発見されたキメラ=アントの子供(雌型)。当初は片手に収まる大きさしかない未熟児であったが、成長して人間の少女に似た姿になった。赤い髪にネズミのような尻尾がある。 女王の死後、コルトのもとで「レイナ」と名づけられ育てられる。コルトからは、彼の生前の記憶に従って(クルトの妹の)レイナと重ねて見られていた。メルエムの死亡後に人間の頃の記憶が戻り、カイトを自称、それに伴いカイトを思わせる大人びた態度や服装に変貌した。後にゴンやかつての仲間達と再会する。 一人称は「あたち」で、カイトとしてゴンと会話した時は「オレ」と言う。メルエムの双子であり、蟻・カイト・他生物に加えて、さらに他の人物(コアラ型の蟻に撃たれて死んだ少女)なども混ざった複合体のようである。 アニメ版ではカイトと区別して「カイトちゃん」とクレジットされている。
※この「その他の蟻」の解説は、「キメラ=アント」の解説の一部です。
「その他の蟻」を含む「キメラ=アント」の記事については、「キメラ=アント」の概要を参照ください。
- その他の蟻のページへのリンク