その他の志士たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 18:39 UTC 版)
「篤姫 (NHK大河ドラマ)」の記事における「その他の志士たち」の解説
坂本龍馬(さかもと りょうま) 演:玉木宏 土佐藩出身の浪人。松平春嶽の紹介で開国派の勝麟太郎に接近し、あわよくば斬ってしまおうと目論むが、その開明的な考えと堂々とした振る舞いに心を打たれ、一転して勝に弟子入りする。 ピストルやブーツなどの西洋の品物を持ち歩いている。家茂の上洛に従った勝と共に大坂に入り、その護衛を務めた。操練所創設に当たっては塾頭に就任する。しかし蛤御門の変後、操練所が閉鎖の危機にさらされたため、勝の意を受けて薩摩藩に接近し帯刀と運命的な出会いを果す。 帯刀の庇護を受けた塾生らと亀山社中を結成し、それを機軸に薩摩藩と長州藩との間を取り持ち、薩長同盟の密約を結ばせる事に成功した。しかし奉行所からは警戒され、寺田屋で役人らに襲撃を受けて負傷して薩摩藩邸に逃れる。 その後、帯刀の計らいにより妻・お龍と共に薩摩に逃れ、霧島温泉で傷を癒した。その際、帯刀に武士の時代が終ることを予言し、帯刀に新しい日本を引っ張る人間になって欲しいと諭した。また世界を相手にする商業を目指し、海援隊を企画する。 そして大政奉還の基礎となる論を作成し、大政奉還に大きく貢献するが、自らの案じた新政府の名表には自らの名は書き込まず、世界の海援隊を志す。しかし間もなく中岡慎太郎とともに近江屋で襲撃を受け、暗殺された。 帯刀とともに最後まで武力による倒幕に反対していた。龍馬たちの活動は勝を通じて天璋院に伝えられ、彼女は彼らに恥じぬよう大奥と徳川家を守る事を表明した。 お龍(おりょう) 演:市川実日子 坂本龍馬の妻。父親が安政の大獄で処罰されている。やや楽天的な龍馬を正す事もあるしっかりとした性格。お琴とは友人である。 寺田屋で龍馬らが伏見奉行所の役人たちに襲撃された時には真っ先に駆けつけて危機を知らせた。負傷した龍馬と共に伏見の薩摩藩邸に逃れ、帯刀の計らいで夫と共に薩摩に逃れた。帯刀の浮気に憤っていたお近に「惚れた男が生きているだけで十分」と諭した。 龍馬が横死し、薩長と幕府との間に戦雲が立ち込めると、夫の努力が水泡に帰すと悲嘆した。 月照(げっしょう) 演:高橋長英 元清水寺成就院の住職。朝廷とのパイプも持っており、近衛家の仲介で西郷の朝廷工作にも関与する。 斉彬に殉死しようとする西郷にその命を預かると申し出て押し止め、安政の大獄が始まると共に薩摩に逃れるも逆に捕えられ、脱走途中に錦江湾に入水した。 平野国臣(ひらの くにおみ) 演:佐藤政之 有馬新七の同志。京都寺田屋で有馬ら急進派薩摩藩士らと共謀し、京都での突出を計画する。 中岡慎太郎(なかおか しんたろう) 演:天原まさみち 坂本龍馬の盟友。薩土盟約に後藤象二郎とともに土佐藩側として出席した。大政奉還がなった後に近江屋で龍馬とともに暗殺された。
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