かすがやまげんしりんとは? わかりやすく解説

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春日山原始林

読み方:かすがやまげんしりん
別名:春日山の原始林

奈良県春日野町にある原始林東大寺春日大社唐招提寺などと共に古都奈良の文化財」として世界遺産登録されている。

春日山原始林は春日大社祀る神が坐す神域として、遣唐使時代から現在に至るまで1000年上もの間、禁伐として保護されてきた。そのため、奈良市内という都市部近接しているにもかかわらずきわめて多種多様な生態系有する原生林維持されている。カヤツリグサ一種絶滅危惧種指定されているジングウスゲ、センダイスゲも春日山原始林で生息確認されている。



かすがやま‐げんしりん【春日山原始林】

読み方:かすがやまげんしりん

奈良市東部春日山にある原始林春日大社神山として千年以上も狩猟伐採禁止されてきたため、原始の姿が保持され森林一帯広がる昭和30年(1955)特別天然記念物平成10年1998)「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産文化遺産)に登録された。→春日山


春日山原始林

名称: 春日山原始林
ふりがな かすがやまげんしりん
種別 特別天然記念物
種別2:
都道府県 奈良県
市区町村 奈良市春日野町
管理団体 奈良県(大1411・12)
指定年月日 1924.12.09(大正13.12.09)
指定基準 植2
特別指定年月日 昭和30.02.15
追加指定年月日
解説文: 天然紀念物調査報告植物之部)第五輯 一八七頁 參照
天然紀念物解説 二一五頁
古來禁伐トシテ保存セニレタル原始林ニシテ老樹大木繁茂シ暖地草木ニ富ミ加フルニ寒地種類ヲ交ヘ稀有林相ヲ呈ス殊ニほんごうさう、かぎかづら、やまももかごのき、むぎらん、かやらん、なちしだ、をほばはちじやうしだ、まつばらん等ノ如キ亜熱帶性暖地性分子ヲ有スルヲ以テ著シ
春日大神神山として古来殆ど斧鉞を加えず、樹木巨大なもの多く暖地草木種類の多いばかりでなく、寒地性の種類交えまた、ホンゴウソウ、カギカヅラ、ナチシダ等の如き亜熱帶性植物もあり、特に都会地に接してかかる原始林とその特異林相のよく保有されていることは稀有のことであって学術上の価値が深い。


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