『新エッダ』とは? わかりやすく解説

『新エッダ』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 17:21 UTC 版)

ラグナロク」の記事における「『新エッダ』」の解説

『新エッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』51-53によればラグナロクが起こる前にまず風の冬、剣の冬、の冬と呼ばれるフィンブルヴェト(恐ろしい冬、大いなる冬の意)が始まる。夏は訪れ厳しい冬が3度続き人々モラル崩れ去り生き物死に絶える太陽と月フェンリルの子であるスコルハティ飲み込まれ星々天から落ちる。大地と山が震え木々根こそぎ倒れ、山は崩れあらゆる命が巻き込まれあらゆる命が消える。ヘイムダルは、世界の終焉告げ為に角笛ギャラルホルン預けているミーミルの泉へ向かう。最高神オーディンミーミル元へ駆けつけ助言を受ける。 この日には全ての封印足枷縛め消し飛び束縛されていたロキフェンリルガルムなどがアースガルズ攻め込む巨蛇ヨルムンガンド大量海水とともに陸に進む。その高潮中にナグルファルが浮かぶ。舵をとるのは巨人フリュムである。ムスペルヘイムスルト炎の剣持って進む。前後が炎に包まれ彼にムスペルの子らが馬で続く。ビフレストは彼らの進軍に耐えられず崩壊する神々と死せる戦士たちエインヘリャル)の軍は皆甲冑身を固め巨人軍勢と、ヴィーグリーズの野で激突するオーディンフェンリル立ち向かうもののフェンリル飲まれて死ぬ。オーディン息子ヴィーザルが、フェンリル下顎に足をかけ、手で上顎押さえてその体を切り裂き父の仇を討つ。トールヨルムンガンド戦いミョルニル殴りつけて倒すが、毒を喰らい相打ちに終わるテュールガルムと戦うが相打ちロキヘイムダル相打ち倒れる。フレイスルト戦い善戦する武器持っていなかったため打ち倒される。 スルト放った炎が世界焼き尽くし九つの世界海中没する闘いの後、大地水中から蘇りバルドルヘズ死者の国より復活するオーディンの子ヴィーザルヴァーリトールの子モージマグニ、さらにヘーニルらも生き残り新たな時代の神となる。彼らはかつてアースガルズのあったイザヴェルで暮らす。 天にあるギムレーという、太陽より美しく黄金より見事な広間には、天地滅亡させる炎も届かない。ここに、永遠に善良正しい人が住むのである。さらに、ホッドミーミル(en)だけが焼け残り、そこで炎から逃れたリーヴとリーヴスラシルという2人の人間新しい世界暮らしていくものとされている。ホッドミーミルとは世界樹ユグドラシル別称であるとされる太陽飲み込まれる前に産んでいた美しい娘が、母を継いでその軌道巡り新し太陽となる。

※この「『新エッダ』」の解説は、「ラグナロク」の解説の一部です。
「『新エッダ』」を含む「ラグナロク」の記事については、「ラグナロク」の概要を参照ください。

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