『円紫さん』シリーズとは? わかりやすく解説

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『円紫さん』シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 05:36 UTC 版)

北村薫」の記事における「『円紫さん』シリーズ」の解説

大学日本文学を学ぶ《私》は、恩師が同じであるという縁からファンであった落語家春桜亭円紫知遇を得る。知り合った席で話に出た恩師不思議な体験について明快合理的な説明付けた円紫に対し、《私》はそれからもたびたび自らの身の回り起こった疑問・謎を円紫に示す。円紫は、時に自らそれを解決し時に《私》にヒント与えて《私》自身による解決促すシリーズ開始当初大学2年生である《私》が進行とともに時を重ね成長していく成長小説要素あわせ持つシリーズである。 『六の宮の姫君』は、主人公芥川龍之介短編六の宮の姫君』の創作の意図解き明かすために、芥川交友関係探っていく文学推理もので、番外編ともいえる作品坂木司は、大学在学中新本格で湧く中、自分書いてみたいと思う作品になり、学生生活においても卒論作成参考にしたと述べている。自著先生と僕』にも物語中の人物が「卒論」に関連する書籍紹介した。 『空飛ぶ馬』(1989年3月 東京創元社 / 1994年3月 創元推理文庫) - デビュー作収録作品織部の霊 / 砂糖合戦 / 胡桃の中の / 赤頭巾 / 空飛ぶ馬夜の蝉』(1990年1月 東京創元社 / 1996年2月 創元推理文庫 / 2005年6月 双葉文庫収録作品朧夜の底 / 六月花嫁 / 夜の蝉秋の花』(1991年2月 東京創元社 / 1997年2月 創元推理文庫) - 初の長編作品六の宮の姫君』(1992年4月 東京創元社 / 1999年6月 創元推理文庫) 『朝霧』(1998年4月 東京創元社 / 2004年4月 創元推理文庫収録作品山眠る / 走り来るもの / 朝霧太宰治辞書』(2015年3月 新潮社 / 2017年10月 創元推理文庫収録作品花火 / 女生徒 / 太宰治辞書書き下ろし) / 白い朝文庫版のみ)/ 一年後の『太宰治辞書』(文庫版のみ)/ 二つの『現代日本小説大系』(文庫版のみ)

※この「『円紫さん』シリーズ」の解説は、「北村薫」の解説の一部です。
「『円紫さん』シリーズ」を含む「北村薫」の記事については、「北村薫」の概要を参照ください。

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