「小さな家」シリーズ
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「ローラ・インガルス・ワイルダー」の記事における「「小さな家」シリーズ」の解説
1)ローラが存命中に執筆・出版された作品。 『大きな森の小さな家』(Little House in the Big Woods , 1932)恩地三保子訳、福音館書店、1972 のち文庫 山主敏子訳、ぎょうせい、1982 こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1982 のち講談社文庫 中村凪子訳、角川文庫、1988 足沢良子訳 草炎社 2005 『農場の少年』(Farmer Boy , 1933)恩地三保子訳、福音館書店、1973 のち文庫 こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1985 のち講談社文庫 足沢良子訳 草炎社 2006 『大草原の小さな家』(Little House on the Prairie , 1935)古川原訳、新教育事業協会、1950 恩地三保子訳、福音館書店、1972 のち文庫 こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1982 のち講談社文庫 中村凪子訳、角川文庫、1988 足沢良子訳 草炎社 2005 『プラム・クリークの土手で』(On the Banks of Plum Creek , 1937)恩地三保子訳、福音館書店、1973 のち文庫 「プラム川の土手で」こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1983 のち講談社文庫 中村凪子訳、角川文庫、1989 『シルバー・レイクの岸辺で』(By the Shores of Silver Lake , 1939)恩地三保子訳、福音館書店、1973 のち文庫 「シルバー湖のほとりで」こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1984 のち講談社文庫 「シルバー湖のほとりで」足沢良子訳 草炎社 2006 『長い冬』(The Long Winter , 1940)石田アヤ訳、コスモポリタン社、1949 鈴木哲子訳、岩波少年文庫、1955 谷口由美子訳、岩波少年文庫、2000 『大草原の小さな町』(Little Town on the Prairie , 1941)鈴木哲子訳、岩波少年文庫、1957 こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1986 のち講談社文庫 谷口由美子訳、岩波少年文庫、2000 足沢良子訳 草炎社 2007 『この楽しき日々』(These Happy Golden Years , 1943)鈴木哲子訳、岩波少年文庫、1974 「この輝かしい日々」こだまともこ,渡辺南都子訳 講談社青い鳥文庫、1987 のち講談社文庫 谷口由美子訳、岩波少年文庫、2000 「この輝かしい日々」足沢良子訳、草炎社、2008 2)ローラ没後、娘のローズらが遺稿を加筆・再編集して出版したもの。上記「小さな家」の時代を描く。 『はじめの四年間』(The First Four Years , 1971) 鈴木哲子訳、岩波少年文庫、1975 谷口由美子訳、岩波少年文庫、2000
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「小さな家」シリーズ
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ローラの小説第1作となった『大きな森の小さな家』以後、夫アルマンゾの幼少期を描いた『農場の少年』を含め、『この楽しき日々』(1943)までの8篇が一般に「小さな家」シリーズ (Little House Books) とされている(これに没後編纂された『はじめの四年間』(1971) を含めて9篇を数えることもある)。 このシリーズでは、1870年代初頭にウィスコンシン州の森林地帯で暮らしていたローラの幼少期から、一家が中西部の旅を繰り返し、小学校の教師となったローラがアルマンゾと結婚して新しい家庭を築くまでの約20年間を描いている。 登場する地名や人名はおおむね実在のもので、ローラ自身を含め、父親チャールズや母親キャロライン、夫アルマンゾまで実際の名前がそのまま使われている。物語に登場するエピソード、たとえば『長い冬』の記録的な寒波やバッタの大群の襲来といった事件も史実に基づいている。 しかし家族の旅がすべて作品に盛り込まれているわけではなく、一家の生活が立ちゆかなくなり一時東部へ引き上げた時期はまったく触れられていない。またローラの伝記的研究がすすみ、一家が極端な貧困や疫病の流行に苦しんだ時期の生活がカットされていることが分かったほか、家族の性格も、アメリカ先住民に対する母親の嫌悪感などは実際よりも大幅に誇張されていると考えられるようになった。 そのため現在では、「小さな家」シリーズは史実を巧みに改変して開拓生活を理想化したフィクションと受けとめられている。ローラ自身は、「私が語ったことは真実だが、すべてがそのままの真実 (the whole truth) ではない」と述べている。
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