《膝蓋骨》の正しい読み方
「膝蓋骨」の正しい読み方
「膝蓋骨」の正しい読み方は「しつがいこつ」である。いわゆる「膝の皿」の、学術的な呼称である。このような専門用語は基本的い素直な音読みで読まれる。「肋骨」なども(一般的には「あばらぼね」というが)学術的には「ろっこつ」と読む。「膝蓋骨」の意味解説
「膝蓋骨」は、人体の膝の部分にある骨のことである。「蓋」という漢字が使われていることからもわかるように、平たい形状をしており、膝を覆うような形で配置されている。そして、太ももとすねを結ぶ腱に繋がれていて、足を曲げた際に、曲げる角度に応じて位置が変わる。特に太ももにある大腿四頭筋との関係が強く、大腿四頭筋にかかる力を分散させる役割を持つ。さらに、膝の関節を保護する役割も併せ持っている、非常に重要な骨である。なぜ「しつがいこつ」と読むのか・理由
複数の漢字で構成される熟語は、一部の例外を除いて、音読みで統一されるのが基本である。そして、医療用語に関しては、訓読みを使用することがほとんどない。「膝蓋骨」もその法則に従って、全ての漢字を音読みして「しつがいこつ」となる。「膝蓋骨」の類語・用例・例文
「膝蓋骨」は、特定の骨自体を指すことがほとんどである。例文にすると、「あのサッカー選手は試合中の事故によって、膝蓋骨を骨折してしまったそうだ」「最近、膝蓋骨の動きが滑らかではなくなったような気がする」「膝蓋骨の部分を押してみると、激しい痛みが発生した」といった形だ。重要な骨ではあるが、目立ちにくいため、何らかの異常があった場合の表現で用いられることが多い。「膝蓋骨」の類語としては、「膝の皿」が挙げられる。一般的に膝蓋骨を示す場合に使用される表現であり、膝蓋骨の丸く平たい形状が皿に見えることが由来となっている。大抵の場合は、専門用語として使用するのであれば膝蓋骨を使用し、意味の伝わりやすさを重視して砕けた表現をするのであれば膝の皿を選択して問題はない。また、「膝頭(ひざがしら)」や「膝小僧」といった類語もある。膝の部分を示す言葉であり、膝蓋骨もそこに含まれることがほとんどである。したがって、場合によっては膝蓋骨と同義になり得る。
「膝蓋骨」の英語用例・例文
「膝蓋骨」を英語で表現する場合は、「patella」あるいは「kneepan」を使用する。いずれも膝蓋骨に当たる骨を指す単語であり、「patella」は専門用語として扱われることが多く、「kneepan」は膝の皿という意味合いが強い。それらを用いて例文を作ると、「I am supposed to have a patella examination today.(今日は膝蓋骨の検査を受けることになっている)」「Recently, I feel pain around my kneepan.(最近、膝蓋骨の辺りに痛みを感じる)」といった形になる。- 《膝蓋骨》の正しい読み方のページへのリンク