《水雲》の正しい読み方
「水雲」の正しい読み方
「水雲」は、「もずく」と「すいうん」が正しい読み方となる。水雲の「水」は「みず」や「すい」、「雲」は「くも」や「うん」という読み方があるが、水雲を「みずくも」などと読むのは間違いとなる。水雲は2通りの読み方が存在しているが、一般的には「もずく」と読まれるケースがほとんどである。ただ、水雲に関しては、「もずく」と「すいうん」どちらかを用いるかによって意味合いが異なってくるため、使用する際には注意が必要だ。「水雲」の意味解説
水雲を「もずく」と読むと、モズク科の海藻の事を指す意味合いとなる。「もずく」は春から夏にかけて育ちやすい海藻であり、暖かい地方の浅い海に生息している。茶色で柔らかく、ネバネバしているのが特徴で、お酢を加えて食べられる事が多い食材だ。一方、「すいうん」と読むと意味合いは違うものになり、漢字表記の通り「水」と「雲」の事を意味している他、自然全体を表現する際に「すいうん」と呼ぶ事もある。また流れる水や雲のように行脚する僧という意味合いで使われる事もある。なぜ「もずく」及び「すいうん」と読むのか・理由
「もずく」は「藻付く」が語源とされ、サンゴ礁などに養生しながら、海の中でゆっくりゆらぐように動いている姿が水や雲の動きに似ている事から「水雲」と書いて「もずく」と読むようになったと言われている。一方、「すいうん」は修行のために諸国を行脚している僧が流れる水や雲のように見えたという事で「水雲(すいうん)」と表現されるようになったという説がある。「水雲」の類語・用例・例文
水雲(もずく)の類語としては、海苔、昆布、藻、紅藻、緑藻、青海苔、鹿尾菜、青味泥などが挙げられる。また水雲を使った用例・例文としては次のようなものがある。「水雲と呼ばれる植物」
「今日は水雲を使って料理をする」
「サンゴ礁にたくさんの水雲が着いている」
「友達がお土産に水雲を買ってきてくれた」
「ぬるぬるしている水雲はどちらかというと苦手な食材である」
「水雲は海藻の仲間である」
「水雲をスーパーで購入しようとしたが、すでに売り切れていた」
「水雲にはカルシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富に含まれている」
「水雲は天ぷらやスープに用いても美味しい食材だ」
「沖縄の水雲はぬめりが少なく、シャキシャキとした歯ごたえがあるのが特徴である」
「水雲はダイエット中の人にもおすすめの食材だ」
水雲(すいうん)の用例・例文
「水雲紙(すいうんし)」
「彼は水雲のように全国を旅している」
「水雲のようにゆっくり歩きながら満開の桜を楽しんでいる」
「水雲」の英語用例・例文
水雲(もずく)を英語にすると「mozuku」または「Nemacystus decipiens」となる。水雲を使った英語の用例や例文には次のようなものが挙げられる。「Mozuku is a type of edible seaweed.(水雲は食用海藻の一種である)」
「Mozuku is rich in minerals and fiber which are good for health and beauty.(水雲はミネラルや食物繊維が豊富で、健康や美容に良い) 」
「I buy some mozuku at the supermarket(スーパーで水雲を購入する)」
「Tempura of mozuku is delicious.(水雲の天ぷらは美味しい)」
「 My friend bought me some mozuku as a souvenir(友人がお土産に水雲を買ってきてくれた)」
水雲(すいうん)を英語にするなら、「water cloud」または自然を意味する「nature」となるだろう。
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