《河岸》の正しい読み方
「河岸」の正しい読み方
「河岸」は「かわぎし」「かがん」「かし」と読む。「河岸」の意味解説
「河岸(かわぎし)」は「川の岸」のことであり、基本的には「川に接している地」のことである。「川岸(かわぎし)」ともいい、また「河岸(かがん)」ともいう。「河岸(かし)」は、川岸を指す場合もあるが、特に「川の岸に開かれる魚市場」や「川の岸に設けられる荷揚げ場」を指す意味で用いられることが多い。河岸にある魚市場や、魚市場のある河岸を、「魚河岸(うおがし)」ともいう。
江戸時代には河岸沿いに歓楽街があり、飲み食いや女遊びをする場所を指す意味で「河岸(かし)」といった。店や場所を変えて飲み直すことを「河岸を変える」と表現することもある。
なぜ「河岸」と読むのか・理由
「河岸」の読み方のうち「かわぎし」は訓読み、「かがん」は音読みした読み方である。「河岸(かし)」は熟字訓と位置づけられ、語源は明らかでないが、「かし(牫牱)と呼ばれる棹を立てて船を繋ぎ止めた場所」という意味に由来するのではないかといった説がある。「河岸」の類語・用例・例文
「河岸」の類語としては、「かがん・かわぎし」の意味として「岸辺」「川岸」「川沿い」などを、「かし」の意味として「市」「市場」「マーケット」「商店」などが挙げられる。「河岸」の英語用例・例文
「河岸」を「かわぎし・かがん」と読む場合の英語表現は「riverside」、「かし」と読む場合の英語表現は「riverside market」などとなる。用例・例文は「a road along a riverside(河岸沿いの道路)」、「a riverside where there is a fish market(魚市場のある河岸)」などを挙げることができる。- 《河岸》の正しい読み方のページへのリンク