《油淋鶏》の正しい読み方
「油淋鶏」の正しい読み方
「油淋鶏」の正しい読み方は、「ユーリンチー」である。中国語の読み方であり、日本でも変わらず「ユーリンチー」と読む。「油」を「ゆ」と読むのは日本でもよくあるが、あくまでも中国語読みであるため、「ユー」と伸ばすのが正しい。また、「鶏」も、日本語読みの「とり」や「どり」にはならない。したがって、「ゆりんとり」や「ゆーりんどり」といった読み方は誤りである。また、声に出した時の音の響きから、「ヨウリンジー」と呼ばれることもある。「油淋鶏」の意味解説
「油淋鶏」は、鶏を使用した中華料理である。鶏に熱した油をかけながら揚げた後、長ネギを使用した甘辛いタレをかけた料理だ。その油をかける調理法が、そのまま名前となっている。「淋」という漢字は、「かける」という意味を持っている。したがって、「油淋鶏」は油をかけて調理した鶏という意味となる。なぜ「ユーリンチー」と読むのか・理由
「油淋鶏」は日本でも知られている中華料理だが、他の有名な中華料理と比べると、そこまで知名度が高いわけではない。そして、調理が大変であるため、一般家庭に馴染むこともなく、日本独自の読み方は作られなかった。したがって、中国語通りの「ユーリンチー」と読む。「油淋鶏」の類語・用例・例文
「油淋鶏」は、料理名として使用することがほとんどである。具体的な使用例は「良質な鶏が手に入ったので、油淋鶏に挑戦してみる」「この辺りで最も味の良い油淋鶏を出す店を知っている」といった形だ。また、油淋鶏には衣が付いているものとそうでないものの2通りがあるため、「これは私の知っている油淋鶏とは違う」「この料理が油淋鶏であるかどうかを確認したい」という風に使用することもある。そして、「油淋鶏」の類語には、「椒麻雞(ジャオマージー)」が挙げられる。油淋鶏と同様に、揚げた鶏にタレをかけた料理である。場合によっては、油淋鶏と椒麻雞は同じ料理として扱われることもある。ただ、椒麻雞には、油で揚げずに茹でるものもあるため、全く同じというわけではない。
「油淋鶏」の英語用例・例文
「油淋鶏」を英語で表現する場合、「deep-fried chicken」となる。単純に「鶏のから揚げ」を意味する言葉である。それだけでも「油淋鶏」として成立するが、「deep-fried chicken with Sweet and Sour Sauce」という風にタレの特徴を付け足したり、中華料理であることを強調するために「Chinese deep-fried chicken」と表現したりもする。また、英語に訳すことなく「youlinji」と表現することもある。例文にすると、「He ate Chinese deep-fried chicken for the first time.(彼は初めて油淋鶏を食べた)」「I always order youlinji at a Chinese restaurant.(私は中華レストランでいつも油淋鶏を注文する)」といった形になる。- 《油淋鶏》の正しい読み方のページへのリンク