〈具体美術協会〉における活動とは? わかりやすく解説

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〈具体美術協会〉における活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 09:40 UTC 版)

山崎つる子」の記事における「〈具体美術協会〉における活動」の解説

1954年吉原彼のもとに集まった若者たちによる〈具体美術協会〉結成参加。 翌1955年7月真夏の太陽にいどむ野外モダンアート実験展」では、トタン板四角く切って縦に長く繋げたトタン板の鎖》を発表以降金属の光沢利用した作品多く手掛けるうになる同年10月の「第1回具体美術展」では、 染料定着させたブリキ缶ランダムに配置する作品ブリキ缶》などを出品。翌1956年7月野外具体美術展」では、赤いビニール木に括って張り巡らせ蚊帳状の立体作品(再制作《赤》1985年兵庫県立美術館)と、鮮やかな染料施されブリキ板が高さ3.3メートル、幅6.6メートルまで繋がれ作品三面鏡》(再制作三面鏡ではない》2007年金沢21世紀美術館)を発表した。これらの作品群は、ブリキ染料、光、影といったそれぞれの物質感が連鎖作用起こすことで存在感放つ1950年代後半から、フランス美術批評家であるミシェル・タピエとの交流により〈具体〉はアンフォルメル代表的グループと見なされ、海外進出を果たすが、これにしたがって絵画活動中心になり出す。山崎も「第6回具体展」(1958年)を境に、キャンバス支持体とした平面作品取り組んだ典型的な作例では、硬質ストライプ背景に、円・楕円矩形といった幾何学的形態や、状の有機的な形態勢い感じさせるストロークなどを多様に組み合わせそれぞれの色調強烈な対比によって目の覚めるよう効果生んでいる。 支持体キャンバス常用し始めた後も、凹凸のある金属板を壁面不規則に配置した作品や(「第8回具体美術展」1959年)、皺をつくった金属板の下方から色とりどりの照明当てた作品(「第10回具体美術展」会場入口ディスプレイ1961年)など、光とブリキ色彩素材感を浮き彫りにする作品継続して発表した1972年解散まで協会在籍した

※この「〈具体美術協会〉における活動」の解説は、「山崎つる子」の解説の一部です。
「〈具体美術協会〉における活動」を含む「山崎つる子」の記事については、「山崎つる子」の概要を参照ください。

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