〈具体美術協会〉とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 〈具体美術協会〉の意味・解説 

〈具体美術協会〉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 01:38 UTC 版)

菅野聖子」の記事における「〈具体美術協会〉」の解説

1967年3月兵庫県伊丹市転居この年から、それまで物質感を強調したコラージュ作品とは全く異な画風確立する最初画面全体碁盤の目を引き、その上に休符記号用いた詩を描いた。やがて、プラスとマイナス記号用いて表現した碁盤の目のみで画面構成するようになり、さらには水平線垂直線の上に、無数の短い先を重ねてゆく手法を取るようになった。こうして、極めて細密な描線による直線的なパターン無数に集積する代表作品シリーズ生み出された。製図用のカラス口用いて無数の細かい線を丹念に描く作風は、アンフォルメル風の動的な筆触の多い〈具体〉の中で異質であり、ひときわ静謐繊細な印象与える。 1968年正式に具体〉の会員となる。翌年大阪今橋画廊初個展1970年第5回日本芸術祭ジャパン・アート・フェスティバル)」(東京国立近代美術館)に入選し、同展はアメリカ巡回して注目浴びた1971年第10回現代日本美術展」(東京都美術館)に《レヴィ・ストロース世界Ⅰ》(東京国立近代美術館)が入選同年、〈具体〉の展示施設・グタイミニピナコテカ開館にて、同協会会員として初の個展開いたまた、この年自身の絵と言葉による本『SU氏 1965~1971』を自費出版1972年芦屋市美術展」で吉原治良受賞

※この「〈具体美術協会〉」の解説は、「菅野聖子」の解説の一部です。
「〈具体美術協会〉」を含む「菅野聖子」の記事については、「菅野聖子」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「〈具体美術協会〉」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「〈具体美術協会〉」の関連用語

〈具体美術協会〉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



〈具体美術協会〉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの菅野聖子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS