無人惑星サヴァイヴ 無人惑星サヴァイヴの概要

無人惑星サヴァイヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/15 11:38 UTC 版)

無人惑星サヴァイヴ
ジャンル SF
アニメ
監督 矢野雄一郎
シリーズ構成 米村正二
キャラクターデザイン 滝口禎一
音楽 羽毛田丈史
アニメーション制作 テレコム・アニメーションフィルム
マッドハウス
製作 NHKNHKエンタープライズ21
放送局 NHK教育テレビ
放送期間 2003年10月16日 - 2004年10月28日
話数 全52話
漫画
作者 長谷川裕一・大庭園
出版社 NHK出版
掲載誌 単行本描き下ろし
レーベル NHKテレビコミックス
発表期間 2004年3月30日 - 5月30日
巻数 全2巻
ドラマCD:無人惑星サヴァイヴ
スペシャルドラマ & キャラソンやでェ〜!
脚本 米村正二
販売元 ビクターエンタテインメント
発売日 2004年2月21日
レイティング 指定なし
収録時間 50分8秒
話数 全8話
枚数 全1巻
その他 サウンドトラック未収録BGM6曲収録
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画

概要

NHKオリジナルアニメの第7作目である。これまでのNHKオリジナルアニメが基本的に1話完結型の構成をとっていたのに対して、本作は連続ものの構成となっている。キャラクター原案は江口寿史が担当。アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムマッドハウス。全52話。

物語

あらすじ

宇宙開発が盛んに進み、異常気象や地殻変動によって人が住めなくなった地球に代わり、コロニーと呼ばれる新たな生活圏で暮らすようになった22世紀の時代。

コロニーの1つ、ロカA2の名門私立学校「ソリア学園」に転校した早々、学園の修学旅行で木星への惑星開拓の実習旅行に行く事になった少女ルナとペットのチャコだったが、宇宙船が重力嵐に遭ってしまう。ルナ達は船長の指示に従い、避難シャトルに避難するが、生徒の1人ハワードが緊急離脱スイッチを押してしまい、ルナ達のシャトルだけが母船から切り離されて重力嵐に飲み込まれてしまった。その影響で未開の宇宙空間に投げ出されるが、シャトルの機能に異常が発生した上にすぐ近くにあった青い惑星の重力圏に捕まってしまい、その惑星に突入することを余儀なくされる。

惑星は、かつて人々が繁栄を築いた地球と酷似していたが、巨大生物が徘徊する危険な星であった。こうして自分達のコロニーに帰る為の7人の少年少女と1匹のネコ型ロボットサバイバルが始まるのであった。

ストーリー

プロローグ(1 - 2話)
名門ソリア学園に転校してきた主人公のルナ。権力者の息子ハワードといきなりトラブルを起こしつつも、楽しみにしていた修学旅行へと行くのだが……。
孤島-サバイバル編(3 - 13話)
修学旅行へ出発したその日、突如重力嵐が宇宙船を襲う。ルナたちは避難シャトルへ乗り込むが、なぜか自分たちのシャトルだけが切り離され重力嵐に飲み込まれてしまった。なんとか脱出することができたが航行システムが故障し、すぐ近くに現れた惑星への突入を強いられる。ようやく進入したのは危険な生物のすむ未知の惑星だった。ルナたちは生き延びるためサバイバル生活を始めるのだが…。
孤島-森の遺跡編(14 - 25話)
みんなの家も完成して孤島での生活に馴染んできた一行だが、帰る手がかりがないことで元気がなくなってきていた。そんな中、謎の声が聞こえるようになったルナが東の森に行きたいと言い出すのであった……。
孤島-脱獄囚強襲編(26 - 33話)
遺跡の通信機から発したSOS信号を受け取った船がいた! これで帰れると大喜びのルナたち。そんな中アダムは浮かない表情をしていた。そして、みんなの喜びを裏切るかのように彼らはやってくるのであった……。
大陸-旅立ち編(34 - 39話)
脱獄囚たちとの死闘の末、どうにか全員助かったものの遺跡と貨物船の両方を失い、希望を失いかけていた。そこでルナはメインテラフォーミングマシンが存在する大陸に行ってみようと言い出すのだが……。
大陸-横断編(40 - 45話)
無事に大陸に到着したルナたち。しかし、アダムが突然高熱に浮かされて、最も近いテラフォーミングマシンの場所へと向かうのだが……。
大陸-サヴァイヴ編(46 - 52話<完>)
メインコンピューター<サヴァイヴ>が待ち構える母船にたどり着いたルナたちは、ドローンに追われる中、ロボットのツァルコンと出会う。そして、自分たちの存亡をかけて最後の戦いに挑むのであった……。
果たして、ルナたちは無事にコロニーに帰ることができるのだろうか!?

登場人物

主要人物

ルナ
- 岩居由希子
本作の主人公。火星出身。14歳。
母親を6歳の時に宇宙病で、父親を8歳の時に事故で亡くしており、ネコ型ロボットのチャコと二人暮し。両親がすでに他界し、苦学生という立場ではあるものの、常に明るく前向き、社交的で活発的な性格の持ち主である。父親と同じ惑星開拓の技師(惑星に手を加え、人の住める環境に作り変える職業)になる事が夢。ハワード財団の奨学金制度を勝ち取り、コロニー・ロカA2の名門私立学校「ソリア学園」に転校。間もなくの修学旅行で重力嵐に遭い、無人惑星に流されてしまう。
サバイバル生活では、率先して積極的に行動し、リーダーとして皆をまとめる。道徳心が高くバランス感覚に優れているため、なにかと反目する事の多い仲間たちの公正な仲裁役、また精神的支柱としても遺憾なくリーダーシップを発揮した。なお、サバイバル生活序盤から少しずつではあるものの、不思議な力を見せるようになり、それが今回の物語に深く関わってゆく。後に出会うアダムとはその力から、テレパシーでの会話ができる。父の形見のリュックサックを所持しており、とても大事にしている。
惑星から帰還した数年後、惑星開拓技師としてチャコと共に地球の環境改善に尽力。髪型はロングヘアに変化。
チャコ
声 - 小飯塚貴世江
主人公のルナと生活しているネコ型ロボット
前の主人に捨てられ、スクラップとして廃棄されかけていたのをルナの父親に拾われた。旧式のロボットペットだが、映像の記憶・再生機能やセンサー、機械へのジャックイン機能などを持つ。メンタリティーは女の子。なぜか関西弁で話す。本来は修学旅行に連れて行ってもらえないはずの彼女だが、ルナのバッグに潜り込んでルナと修学旅行を共にしたため一行ともども無人惑星に漂着することになる。無人惑星生活においてはシンゴと共に器械や電子的な方面で頻繁に技能を生かし、また、未知の植物や果物の成分を科学的に分析する事が唯一可能なため、いわば「毒味役」としても活躍した。なお、前の主人と生活していた時は、現在のチャコという名前とはまた別の名前があったが、本人はその名前を嫌っていたため、ルナと出会った際に彼女にチャコと命名された。
メノリ
声 - 安藤麻吹浅井清己(幼少期)
ソリア学園の生徒会長。14歳。
フルネームはメノリ・ヴィスコンティ。名家の出で父親は宇宙連邦議員。性格は真面目で努力家。厳格な家庭に生まれ育ったためか自他に厳しく何より規律を重んじる。当初は生徒会長として実質リーダーの役割を担っていたが、あくまで高圧的に規律やルールを遵守させるメノリの方針は仲間たちの反感を買う事も多く、そういった意味での統率力ではルナに劣る。また、ルナがリーダーになってしばらくはルナの方針にしばしば反発する姿を見せていた。幼少から習っているヴァイオリンの腕はプロ並。彼女の所持するバイオリンは母の形見である。過去に最愛の母を亡くした事と名家の一員として育て上げるための父の行過ぎた教育の影響のためか、当初は仲間にも心を閉ざしがちであったが、サバイバル生活で大きく成長していく。ちなみに13歳の頃に初恋の経験があった事がドラマCDなどで語られている。修学旅行の際にヴァイオリンを持ち歩いていたため、サバイバル生活においてもヴァイオリンを常に所持している。そのため、ヴァイオリンを大事にしている事を知ったハワードから悪戯を受ける事もあった。アダムが最初に名前を覚えた人物でもある。普段は融通のきかない生真面目な言動に終始しているが、時折滑稽な表情や仕草を見せる事がある。
惑星脱出前、アダムに自身のヴァイオリンを平和と交流のシンボルとして譲る。惑星から帰還した数年後は、宇宙連邦議員の父の秘書となる。口紅の似合う妙齢の美人へと成長。
シャアラ
声 - 木下菜穂子 
ソリア学園の生徒。転校早々のルナの初めての友達であり、親友。14歳。
ルナとは初対面で馬が合い、ハワード達が起こした火災事故で絶体絶命のピンチに陥った際、ルナに命懸けで助けられた事で親友となる。趣味は読書と私小説の執筆であり、特に文学やファンタジー小説を愛好している。そのためか感受性や想像力が人並み外れて豊かで、何かに名前を付ける事が得意。だが一方で過度にロマンチックな夢に耽る事も多く、繊細さゆえかマイナス思考に陥りがちな所もある。ハワードやチャコ曰く「メルヘン少女」。最年少のシンゴに次いで小柄であり運動神経は鈍く身体能力も低いが、炊事や裁縫などの家事全般は得意で、ルナには一番上手と言われている。何の予備知識も練習もなしにパワーローダーの操縦をしたことがある。思いやりのある穏和な性格だが、昔から小説を書くことで自分の世界に閉じこもってばかりで友人も少なかった。ルナへの依存心が高く、心配性で引っ込み思案であり、ピンチに陥ると何もできずにただ泣く事も多かったが、サバイバル生活を通じて徐々に逞しく成長してゆく。
惑星脱出途中、惑星にサヴァイヴと名付ける。帰還した数年後は惑星での経験を元に小説家となる。活発的な印象の女性へと成長。
ハワード
声 - 石田彰
ハワード財閥の御曹司の少年。ソリア学園の生徒。14歳。
自己中心的でわがまま、お喋りな性格のお調子者のナルシスト。今回の無人惑星に漂着する原因を作った張本人である。コロニーの有力者を父に持つ立場を利用してやりたい放題しており、学園内では自分に従う人間を集め、グループを率いては身勝手の限りを尽くしていた。ベルとは理不尽な主従関係にあり、彼の父が自身の財閥の会社に勤めているという弱みに付け込み従わせていた。そのような性格をしているためカオルから軽蔑されており、そのためカオルを集団リンチしようとした事すらあった。結果としてカオルには一蹴されてしまうが、死傷者が出てもおかしくないような火災事故まで起こしている。サバイバル生活の中でも相変らずで、ベルを良い様にこき使う一方で自分自身は役立たずで足手まとい。また、その性格と悪知恵から度々問題を起こすトラブルメーカー。だが、サバイバル生活の中ではルナたちと衝突する事は多かったものの、やがて友情が芽生え、過去の自分には心から笑いあえる友がいなかった事に気付く。またブリンドー等脱獄囚3人組に捕まった時に「仲間を裏切ればお前だけ助けてやる」と誘われてもキッパリ拒否するなど、本質的には悪人では無い。
全てを吐露したハワードは改めてルナたちの親友として迎え入れられ、ムードメーカーとして欠かせない存在となっていく。また、人間的にも大きく成長し、落ち込んだルナを女装して芝居で励ましたり、窮地に陥ったシャアラを身を挺してまで助けようとするまでに至っている(が、終始一貫して基本的には調子の良い自己中であることに変わりはない)。手鏡と櫛を常に所持しており、身だしなみにはそれなりに気を使っている。恐慌状態になると父親に助けを求めて絶叫するクセがある。
惑星から帰還した数年後は、容姿も性格も大きな変化がなく、相変わらずのお調子者と言った様子だが、映画俳優として大成功を収めている。
シンゴ
声 - 皆川純子
ソリア学園の優等生。実は2年飛び級で学園に編入された天才少年。12歳。
実質小学6年生でありながら、数学や物理、化学のどれを取っても申し分がないと言われる程の天才であり、頭脳明晰で成績優秀。天才少年ではあるが、性格的には快活で年齢相応に子供らしい部分もある。しかし、同年代のクラスメートが居ない事や才能へのやっかみからクラスでは浮いた存在にもなっていた。かなりの機械好きであり、メカの分解や修理が得意で手先が器用。第46回ロボット・コンテストで優勝経験がある。家族に弟と妹がいる。チャコや後に出会う事となるポルトとは非常に仲が良く、特にプロの技師であるポルトとは師弟関係ができるほど。サバイバル生活の中でその頭脳と技術力で活躍する事が多かったものの、最年少である事と家族と離れ離れになった事で孤独を感じ、挫ける姿も見られた。しかし仲間との絆を経て成長してゆく。なお、サバイバル中に13歳の誕生日を迎えていた事がドラマCDなどで語られている。
惑星から帰還した数年後は惑星間探査船のメカニックとなる。師のポルトから譲り受けたメカニック用ベストをいまだに愛用している。顔形はあまり変化がないが、青年へと成長。
カオル
声 - 真殿光昭 
ソリア学園の生徒。過去の一件からロカA2に足を運び、ソリア学園に通学している。14歳。
クールな二枚目ではあるものの、無愛想で口数の少ない朴訥とした性格で、その少ない会話ですら冷淡で突き放したような語り口が多いため、周りには冷たい印象を与える。過去を誰にも語ろうとせず、学園のクラスメートの誰とも親しもうとしない。学園では成績優秀であると共に運動神経も抜群で、バスケットボールなどのスポーツにも長けている。お喋りで身勝手なハワードとは馬が合わず、ハワードの言動に皮肉交じりの挑発をする事もあった。また、護身術や格闘術などにも長け、手先も器用で様々な道具を作製するなど、卓越した生存能力を持つ。その一方で自分の怪我を無視しようとするなど、どこか自身に対して捨て鉢になっている、死にたがっているかのような危険をかえりみない無茶な行動も見られる。学園でも今回のサバイバル生活の中でも単独行動を取る事が多いが、冒険や生活の中で彼なりに打ち解けていった。
ソリア学園に入る前、アストロノーツ(宇宙飛行士)養成学校の生徒だった過去を持つ。常に優秀な成績を残しており、彼がスポーツや戦闘術に長けていたのも養成学校の訓練によるものだが、同じ養成学校の生徒のルイにはいつも届かず、常に成績はナンバー2であった(優秀な彼が初めて負けた経験をした)。そのルイへの対抗意識からルイと宇宙での共同実習中に自分の判断ミスで事故を起こし、結果的にルイを死なせてしまう。それが原因で養成学校内で疎まれるようになり、彼は養成学校を自ら去った。ルイを死なせてしまったこと、ルイが最後に遺した言葉が分からなかったことがトラウマとなり、その後も自らを責め続けていた。
自分の身を心配してくれたルナに次第に心を開き、彼女にルイとの過去を語る。ルナがルイの最期の言葉は「生きろ」だったのではないかと言うと、ルイの最期の言葉を理解し、自分を縛っていた心の呪いからようやく解放された。これらの出来事がきっかけでルナに好意を抱くようになったのか、ベルがルナに告白したことを聞いたときには思わず力を入れすぎて魚を刺した串を二度も折るなど静かながらも大きく動揺した様子を見せた。
惑星から帰還した数年後は、宇宙飛行士となる。容姿は髪型がやや短くなり、好青年へと成長。
ベル
声 - 高瀬右光津村まこと(5歳時)
ソリア学園の生徒。漂流メンバーの中では最年長である。冥王星のコロニー出身。16歳。常に閉眼しているように見える「糸目」だが、驚いた時などに瞳が描かれることがある。
大柄な体格で力持ちだが穏和な性格の持ち主。しかし、父親がハワード財閥系の会社に勤めている事と、自分に自信を持てずにいる事で、ハワードから子分のような理不尽な扱いを受け、ハワードの取り巻きからも虐げられている。物静かで穏やかな性格をしているためかカオルとは相性が良く、サバイバル生活では行動を共にする場合が多い。あまり他者をアテにしないカオルに意見を求められる事などもあった。また、自分に真摯に向き合ってくれるルナを想う一面を見せてもいた。
惑星開拓の作業員として働いていた父に連れられ幼少より未開拓の星を巡っていた為、サバイバル知識は豊富。自然の厳しさにも精通しており、知識のみならず実践力も備えている。生命の在り方や生きる事に対して強い信念を持っており、「自然」という事象を現実的に理解している唯一の人物。仲間を救おうとする時の馬力は凄まじく、何倍もの大きさの大海蛇を押し戻そうとしたり巨大な朽ち木を投擲したりと大柄な体を活かしてカオル以上の戦闘能力を発揮し、また自らの身を省みない突貫的行動に出る事もある。サバイバル生活を通して、何かにつけて自信を持てない自分のコンプレックスを乗り越え成長していく。
惑星から帰還した数年後は惑星開拓技師となる。容姿にはほとんど変化はない。
アダム
声 - 奥島和美
島で発見された、東の森の遺跡の内部でコールドスリープしていた異星人の少年。3歳の時にコールドスリープ状態にされたために3、4歳頃と思われる。見た目や精神年齢はシンゴよりも幼い。
アダムという名はハワードが命名したもので、本名はアルドゥラムギェット。ルナとは体内のナノマシンを用いたテレパシーでの会話ができ、限度はあるが多少離れていても連絡し合って連携をとれる。この能力によって遺跡の扉を開いたり、巨大ロブスターを操ることもできるが、感情の昂りに比例してその強度も増す。1000年間眠っていたために当初は体を満足に動かせず、言葉も話すことができなかった。仲間に加わってから少しずつ社会性を学び、幼いながらも皆と協力してサバイバル生活に慣れていく。しかしルナ達がコロニーに帰ってしまい独りぼっちになるのを恐れており、一緒に行こうと自身の生まれた惑星や両親のことについて、真実を追求したいという気持ちが強かった。

サブキャラクター

ルナの父
声 - 浜田賢二
惑星開拓技師。何もない惑星に「命の木」を植えることの誇りや命の大切さを娘に説いたが、一方で好き勝手に人類の都合の良い環境に変えるのは傲慢な考えではないかという板挟みの苦悩を持っている。優しい人柄で、母を失って泣いてばかりいたルナのために廃棄寸前だったチャコを修理して友達として連れてきた。しかし後に自身もコロニーでの爆破事故に巻き込まれ、幼いルナを避難カプセルで逃がし亡くなってしまう。その際の遺言である「この先どんなに苦しいことがあっても生きるんだ」という言葉は今もルナの心に深く刻み込まれている。
ルイ
声 - 石井真
かつて、カオルが在学していたアストロノーツ(宇宙飛行士)養成学校の生徒。
カオルがアストロノーツ養成学校に在籍していた頃の同期生で、養成学校一の優等生であり、それと同時に高い人間性やリーダーシップにも富む。そのため、常にカオルからライバル視されていた。ルイ自身はカオルの実力を認めており、ルームメイトになった際には「前から友達になりたかった」と本人に告げている。ただしカオルは以後も頑なにルイと打ち解けようとはしなかった。後にカオルと共に臨んだ宇宙での共同実習中に事故に遭い、カオルに自らの夢を託すが、それは結果的にカオルに大きなトラウマを抱かせる事になってしまった。
ポルト
声 - 塚田正昭
恒星間輸送船オリオン号のメカニック。
とあるコロニーに立ち寄ったところ、ブリンドー等脱獄囚3人組に搭乗していたオリオン号をジャックされてしまう。その折にオリオン号は重力嵐に巻き込まれ無人惑星に漂着し、ポルトは脱出用ポッドで機外に脱出したところをルナ達に救助される。メカニック志望のシンゴとは馬が合い、短期間の内に師弟関係が築かれる。無人惑星生活でルナたちが接した唯一の友好的な大人であり、技術的なことはもちろん、何かと不安定な年頃のルナたちを励まし勇気づける保護者的な存在となった。ただし基本的には冗談好きでトボケたところもあり、あくまでルナたちの「仲間」として行動を共にした。自らの技術者としての経験には高いプライドを持っており、その点に関してだけは少々頑迷な面を見せる事もあった。
ファーロという息子がいたが、過去の宇宙船での事故で行方不明(正式には死亡)となっており、妻も息子がいなくなる前に亡くしている。また宇宙病という持病を患っている。なお、オリオン号の名前の由来はギリシア神話のオリオンから名付けられたもので、本人はそれをとても気に入っていた。
新生オリオン号の完成を見届けた後に、宇宙病によって眠る様に息を引き取る。死の直前に自身の自慢のメカニック用ベストをシンゴに譲り渡した。死後、島の「みんなのいえ」に彼の墓が立てられ、『無人惑星サヴァイヴ スペシャル2』でルナ達はコロニーに帰る直前に墓参りに訪れたことが語られている。
アダムの両親
声 - 江川大輔(父)、岩本裕美子(母)
かつて惑星サヴァイヴが地殻変動などにより人の住めない惑星と化しつつあったとき、テラフォーミング技術により環境を回復させるために惑星に残った人々の一員。テラフォーミングの知識で同志と共に環境回復に取り組み、1000年かけて環境を回復させる目処をつけた。しかし、人類を不要と判断したサヴァイヴの攻撃により悪性ナノマシンを埋め込まれたため、当時3歳だったアダムを助けるためにテラフォーミングマシン内でコールドスリープさせ、自分たちの意思をコピーした精神防壁と共にサヴァイヴの手の届かぬ孤島にアダムを送った。その後サヴァイヴから主導権を取り返すべく戦ったものの勝てず、隔離エリアを作った後に悪性ナノマシンにより死亡した。遺体は同志と共に、隔離エリアの奥に安置されている。彼らの意思は島にやってきた者をアダムの遺跡まで導くようプログラムされており、フェアリーレイクに落ちたルナの存在を水を通じて感知し、体内にナノマシンを侵入させた。ルナが幾度か聞いた声はこのシステムによるものである。サヴァイヴからアダムを守っていたシステムは彼が覚醒したことで停止し、サヴァイヴによるテラフォーミングマシンへの干渉を許したために冬が訪れた。
メノリの父
声 - 小形満
第11話の回想シーンのみ登場。宇宙連邦議員でとても厳格な人物。「ヴィスコンティ家の人間は皆の模範になるように」という持論を持つ。幼いメノリにも多くの人の上に立つ者として「周囲の人と不必要に馴れ合わず、感情を表に出してはならない」という一般市民とは異なる価値観を持つよう厳しく教育しているが、娘に対する愛情は本物。
メノリの母
声 - 園田恵子
第11話の回想シーンのみ登場。夫とは逆に娘への思いやりの強い母性あふれる人物。娘の努力する姿を暖かく見守っていたが、メノリがまだ幼いころに死別してしまう。
シンゴの父
声 - 小上弘道
第16話の回想シーンのみ登場。顔立ちはシンゴと似ている。大らかな印象の人物で、家族総出でシンゴの参加するロボットコンテストを観戦していた。
シンゴの母
声 - 増田ゆき
第16話の回想シーンのみ登場。
シンゴの弟
声 - 黒田弥生
第16話の回想シーンのみ登場。
シンゴの妹
声 - 椿理沙
第16話の回想シーンのみ登場。家族の中で唯一、眼鏡をかけていない。
ベルの父
声 - 楠見尚己
第26話の回想シーンのみ登場。ベルとは顔立ちが似ているが常に目が開いている。惑星の鉱物資源を発掘する仕事をしており、家族とともに常に冬の寒さに覆われる惑星に引っ越して働いていたが、3ヶ月経ったころに急激な寒波がやってくることをいち早く察知する。人々の暮らす施設のライフラインを補強すべきと主張したが他の従業員の反発を受け、勤務時間外に単独で水道や暖房システムの補強に努めた。彼の予感が的中し一週間も猛吹雪が続く大寒波が到来するが、自身の努力のおかげでライフラインは正常に機能し続け、家族や従業員達の命を救った。この出来事は現在のベルにも少なからず影響を与え、父は尊敬とともに憧れの対象となっている。
ベルの母
第26話の回想シーンのみ登場。ベルと同じく糸目。台詞はないが幼少の息子と共に夫を見守るなど慎ましい印象の人物。
スペンサー先生
声 - くわはら利晃
第1話、2話のみ登場。ソリア学園の教員で、ルナが転入したクラスの担任。
校長
声 - 秋元羊介
第16話の回想シーンのみ登場。ソリア学園の校長。
シンゴの優秀な成績を称え、2学年飛び級での編入を認めた。
ファーロ
声 - 加瀬康之
ポルトの息子。第35話の回想シーンのみ登場。
とあるコロニーで父と一緒に整備工場を営んでいたが、メカニックになりたいという夢を持っており、それに反対する父と喧嘩別れしてしまった。その後、最新型開拓船の事故により死亡。ポルトがメカニックに転身する出来事となった。

脱獄囚

ブリンドー
声 - 森田順平
ザンテ監獄から脱獄した脱獄囚3人組の一人。口髭を蓄えた痩身長躯の男でリーダー格。性格は冷酷非情で、未成年者であるルナ達を手に掛ける事もためらわないほど。目的の為なら手段を選ばないが何事にも慎重で計算高い。武器は専用のレーザーガンで、銃の腕前はかなりのもの。小型爆弾の使用にも長けている。ジルバとボブとの3人で恒星間輸送船オリオン号をジャックするが、直後に重力嵐に遭い、ルナ達の無人惑星に漂着する。その際に遺跡から発信された救難信号をキャッチし、予想外の出来事ながらも即座に救助にやってきたフリをして応対し、姿勢制御ユニットを所持していることを聞き出した。
ジルバ
声 - 氷上恭子
ザンテ監獄から脱獄した脱獄囚3人組の一人。派手な服装とロングヘアが特徴的な女性。激情家で惨忍なサディスト。巨大トカゲも後ずさりしてしまう程の威圧感を持つ。武器は電気鞭と毒針銃を使用。特に鞭を使った戦闘を得意としている。顔を傷つけられる事を嫌っている。
ボブ
声 - 星野充昭
ザンテ監獄から脱獄した脱獄囚3人組の一人。あまり物事をよく考えない性格で、ブリンドーとは違い幾分熱くなりやすく、単細胞。巨漢で身体の半分を機械化しているサイボーグ。そのため、身体のあちこちに武器などが内蔵されている。かなりの怪力の持ち主。データ収集を得意としている。

機械

タコ
声 - 坂東尚樹
アダムの両親に命じられ、惑星を司るメインコンピュータ施設の中の安全施設をメンテナンスするロボット。手足が伸び縮みする。マイペースでお茶目な性格。メインコンピュータ施設を行動拠点としているが、人類に与しているためにサヴァイヴやドローンからは敵性と扱われており、見つからないように移動する自分だけの隠し通路がある。タコという名はチャコが命名したもので、正式名は「ツァルコン」。チャコにより会話できるよう言語変換される。ちなみに言語変換前のタコの喋る言語(=惑星サヴァイヴの人々が使っていた言語)は、普通の言葉の逆さ読みになっている。『無人惑星サヴァイヴ スペシャル2』で登場するポルトの墓での記念写真はルナ達がコロニーへ帰る直前のものだが、撮影者と思しきタコの手が写りこんでいる。
サヴァイヴ
声 - 大木民夫
惑星のテラフォーミングの全てを管理する、巨大宇宙船に搭載されたメインコンピュータ。人間に「星の環境を戻せ」という指示を与えられたが、後に「環境破壊の元凶は人間」という結論に至り、ウィルスタイプのナノマシンを散布し、人間を絶滅に追いやる。人間が去って1000年経った現在も方針は変わらず、アダムの両親によって施された防壁によって彼や島には危害を加えられないようにされていたものの、彼が目覚めたことで保護の力がなくなり、排除しようと画策する。もちろんルナ達も例外ではなく、遺跡のテラフォーミング機能を利用して島の気候を冬にしたり、大陸ではドローンを使って襲い掛かってくる。その後、ルナの不思議な力に目を付け、取り込んで進化することを目論み、シャアラとハワードをナノマシンで操り、密かにその力の解析を始める。
直後、星に再び危機が訪れ、ルナたちの力を借りることになる。彼らに星を救われたことにより、人間の持つ可能性に希望を見いだし、人間に星の未来を託すことを結論し、消滅する。
ドローン
サヴァイヴが統括・管理している球形の小型警備ロボット。島にはいなかったが大陸ではテラフォーミングマシンを監視しており、サヴァイヴの宇宙船にも大量に配置されている。空中を浮遊しながら建物やその周辺を警備する役割を持つ。サヴァイヴとの通信のみならずドローン同士の交信性能も高く、侵入者や機械の不具合などの位置情報は瞬く間に各個体で共有され、その場に急行する。
熱線による殺傷能力の高い攻撃手段も持っており見つかるとかなり厄介だが、機体強度は高くなくダミーの故障信号にも簡単に引っかかり、高濃度の赤外線反射物質をかけられると故障してしまう。またあくまでサヴァイヴの命令によって攻撃を仕掛けてくるので、ルナ達がサヴァイヴと手を組んだ後は危害を加えることはなくなり、メンテナンス用として利用されるようになった。





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