JR東日本・東京モノレール・東京臨海高速鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:44 UTC 版)
「駅ナンバリング」の記事における「JR東日本・東京モノレール・東京臨海高速鉄道」の解説
東海道線・伊東線、中央本線の一部区間は中部地方に属するが、関東地方からの連番となっているため一括して取り上げる。ただし、大月駅以西の「CO」区間は全区間中部地方に属するので「#JR東日本」の項目で取り上げる。 JR東日本、東京モノレール、東京臨海高速鉄道は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、2016年4月に首都圏エリアの電車特定区間(E電区間)と東京モノレール羽田空港線、東京臨海高速鉄道りんかい線に駅ナンバリングを導入することを発表した。また、JR線を示す「JR」の案内表示も導入し、複数路線の総称や、駅ナンバリングが導入されていない路線などに用いられる。 JR東日本では導入は段階的に実施され、まず2016年8月20日に目黒駅で最初のナンバリング付き案内を設置したのを皮切りに、同年9月末までに東京都区内全駅・吉祥寺駅・三鷹駅・舞浜駅へ導入し、その後、順次他の駅にも拡大された。 2018年以降は各支社主導で電車特定区間外への導入も行われている。また、電車特定区間内であっても、一部の運行系統(上野東京ラインや相鉄・JR直通線)には設定されないこともあり、その場合は直通先の路線の駅ナンバリングが使用される。 JR東日本の路線記号はラテン文字(英字)2文字からなり、原則1文字目は「J」、2文字目は路線名の頭文字(重なる場合はその後の文字)となっている。中央本線の大月駅 - 小淵沢駅間のみ例外的に「CO」となっている。東京モノレールの路線記号は「MO」、東京臨海高速鉄道の路線記号は「R」1文字となっている。 番号部分はアラビア数字2桁からなり、東京駅が起点の路線は東京駅から、東京駅を起点としない路線および経由しない路線は南方または西方からそれぞれ付番し、山手線および武蔵野線は反時計回りに付番している。 JR東日本独自の制度として、一部の駅にIATA(国際航空運送協会)空港コードを模したスリーレターコードが導入されている(東京モノレール・東京臨海高速鉄道では未導入)。導入の対象は原則3つ以上の系統が乗り入れている(3つ以上の駅番号が設定されている)駅である。ただし、浜松町駅および高輪ゲートウェイ駅は2系統(山手線、京浜東北線)のみが乗り入れているが、例外的に導入されている。 JR東日本 東海道線・伊東線 (JT) 東京駅 (JT 01) - 大船駅 (JT 07) - 熱海駅 (JT 21) - 伊東駅 (JT 26)大船駅 - 熱海駅 - 伊東駅間は電車特定区間外であるが、2018年11月に導入された。大船駅 - 藤沢駅間には新駅の設置計画(2032年度開業予定)があるが、駅ナンバリングの対応については未定である。国府津駅・熱海駅にはJR東海としての駅番号 (CB00・CA00)、伊東駅には伊豆急行としての駅番号 (IZ01) も付番されている。 横須賀・総武快速線・総武本線・成田線 (JO) 久里浜駅 (JO 01) - 逗子駅 (JO 06) - 東京駅 (JO 19) - 千葉駅 (JO 28) - 佐倉駅 (JO 33) - 成田空港駅 (JO 37)千葉駅 - 成田空港駅間は電車特定区間外であるが、2018年1月に導入され、総武快速線直通列車は停車しない東千葉駅 (JO 29) にも導入された。 京浜東北線・根岸線 (JK) 大船駅 (JK 01) - 横浜駅 (JK 12) - 東神奈川駅 (JK 13) - 大宮駅 (JK 47) 横浜線 (JH) 東神奈川駅 (JH 13) - 八王子駅 (JH 32)直通運転を行う根岸線の大船駅を起点とした通し番号となっている。 南武線 (JN)本線:川崎駅 (JN 01) - 尻手駅 (JN 02) - 立川駅 (JN 26) 支線:(尻手駅 - )八丁畷駅 (JN 51) - 浜川崎駅 (JN 54) 鶴見線 (JI)本線:鶴見駅 (JI 01) - 浅野駅 (JI 05) - 安善駅 (JI 06) - 扇町駅 (JI 10) 海芝浦支線:(浅野駅 - )新芝浦駅 (JI 51) - 海芝浦駅 (JI 52) 大川支線:(安善駅 - )大川駅 (JI 61) 山手線 (JY) 東京駅 (JY 01) - 有楽町駅 (JY 30)( - 東京駅) 中央線快速系統 (JC)中央線快速電車・中央本線:東京駅 (JC 01) - 立川駅 (JC 19) - 高尾駅 (JC 24) - 大月駅 (JC 32) 青梅線:(立川駅 - )西立川駅 (JC 51) - 拝島駅 (JC 55) - 奥多摩駅 (JC 74) 五日市線:(拝島駅 - )熊川駅 (JC 81) - 武蔵五日市駅 (JC 86) 高尾駅 - 大月駅間は電車特定区間外であるが、2019年3月に導入された。 中央・総武線各駅停車 (JB) 三鷹駅 (JB 01) - 御茶ノ水駅 (JB 18) - 千葉駅 (JB 39)それぞれ中野駅、西船橋駅には東京メトロとしての駅番号(中野駅 (T-01)、西船橋駅 (T-23))も付番されている。 宇都宮線・高崎線 (JU) 東京駅 (JU 01) - 大宮駅 (JU 07)宇都宮線、高崎線共に東京駅 - 大宮駅間で線路を共有している関係上、連名での記載となっている。 埼京線 (JA) 大崎駅 (JA 08) - 大宮駅 (JA 26)直通運転を行う東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場駅 (R 01) を起点とした通し番号となっている。大崎駅にはりんかい線としての駅番号 (R 08) も付番されている。尚、相鉄・JR直通線においても、直通先が埼京線である為に大宮駅 - 大崎駅間においてはこのナンバリングが用いられる。(大崎より先は湘南新宿ライン(JS)として案内される。) 常磐線快速電車 (JJ) 上野駅 (JJ 01) - 取手駅 (JJ 10)同区間を走行する■中距離列車でも使用している。 常磐線各駅停車 (JL) 綾瀬駅 (JL 19) - 取手駅 (JL 32)直通運転を行う東京メトロ千代田線の代々木上原駅 (C-01) を起点とした通し番号となっている。綾瀬駅には東京メトロとしての駅番号 (C-19) も付番されている。運賃計算上の常磐線快速電車との接続駅である千代田線の北千住駅には常磐線各駅停車としての駅番号は付番されていない。 常磐線は快速・各駅停車のラインカラーは媒体によってまちまちであり統一されていない(常磐緩行線#ラインカラー参照)。 京葉線 (JE) 東京駅 (JE 01) - 市川塩浜駅 (JE 09) - 千葉みなと駅 (JE 16)新習志野駅 - 海浜幕張駅間には幕張豊砂駅が2023年開業予定であるが、駅ナンバリングの対応については未定である。支線の乗り入れる西船橋駅には武蔵野線としての駅番号 (JM 10) のみが付番されている。 武蔵野線 (JM) (市川塩浜駅 - )西船橋駅 (JM 10) - 府中本町駅 (JM 35)直通運転を行う京葉線の東京駅を起点とした通し番号となっている。 湘南新宿ライン (JS) 逗子駅 (JS 06) - 新宿駅 (JS 20) - 大宮駅 (JS 24)横須賀線の久里浜駅を起点とした通し番号となっている。また、大崎駅 - 武蔵小杉駅間で線路を共用する相鉄・JR直通線においても、このナンバリングが適用される。(大宮駅 - 大崎駅は埼京線区間を走行する為、案内はJAである。) スリーレターコード 東京駅 TYO 神田駅 KND 秋葉原駅 AKB 上野駅 UEN 日暮里駅 NPR 池袋駅 IKB 新宿駅 SJK 渋谷駅 SBY 恵比寿駅 EBS 大崎駅 OSK 品川駅 SGW 高輪ゲートウェイ駅 TGW 浜松町駅 HMC 新橋駅 SMB 赤羽駅 ABN 浦和駅 URW 大宮駅 OMY 大船駅 OFN 戸塚駅 TTK 横浜駅 YHM 武蔵小杉駅 MKG 川崎駅 KWS 東京モノレール 羽田空港線 (MO) モノレール浜松町駅 (MO 01) - 羽田空港第2ターミナル駅 (MO 11) 東京臨海高速鉄道 りんかい線 (R) 新木場駅 (R 01) - 大崎駅 (R 08)大崎駅にはJR埼京線としての駅番号 (JA 08) も付番されている。
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