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熱海駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/18 13:55 UTC 版)

熱海駅
駅舎(2010年7月23日)
駅舎(2010年7月23日)
あたみ - Atami
所在地 静岡県熱海市田原本町11-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海旅客鉄道(JR東海)
電報略号 アタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(新幹線)
3面5線(在来線)
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)-2010年-
9,272人/日(降車客含まず)
(JR東海)-2009年-
4,481人/日(降車客含まず)
開業年月日 1925年大正14年)3月25日
乗入路線 3 路線
所属路線 東海道新幹線
キロ程 104.6km(東京起点)
小田原 (20.7km)
(16.1km) 三島
所属路線 東海道本線
キロ程 104.6km(東京起点)
*湯河原 (5.5km)
(9.9km) 函南*
所属路線 伊東線
キロ程 0.0km(熱海起点)
(1.2km) 来宮
備考 JR東海:駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
新幹線駅はJR東海、在来線駅はJR東日本管理
* 湯河原方 - JR東日本
* 函南方 - JR東海

熱海駅(あたみえき)は、静岡県熱海市田原本町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)のである。

目次

概要

当駅は、静岡県東部に位置する温泉街熱海の代表駅である。JR東海に所属する東海道新幹線と、JR東日本およびJR東海に所属する東海道本線、JR東日本に所属する伊東線の合計3線が乗り入れる。在来線における当駅の所属線は東海道本線である[1]

駅の開業は1925年大正14年)3月である。開業当初は国府津駅を起点とする熱海線の終着駅であったが、1934年昭和9年)12月に当駅西側の熱海 - 沼津間が開業し、東海道本線の中間駅となった。伊東線は翌年の1935年(昭和10年)3月から乗り入れている。東海道新幹線の熱海駅は、同線が開業した1964年(昭和39年)10月から存在する12駅のうちの一つである。

1987年3月まで、これらの路線はすべて日本国有鉄道(国鉄)の路線であったが、同年4月の国鉄分割民営化によって、在来線は当駅がJR東日本とJR東海の会社境界駅となり、東海道本線の当駅以東(東京方面)と伊東線はJR東日本、東海道本線の当駅以西(静岡方面)はJR東海の管轄となった。鉄道資産の境界は駅構内ではなく丹那トンネル東側坑口付近にある来宮駅上り場内信号機(来宮駅北西)である。JR東日本とJR東海の共同使用駅であり、在来線構内および駅舎はJR東日本、新幹線構内はJR東海の管轄である。

新幹線・在来線とも、東京方面から静岡県に入ってから最初の駅であるが、静岡県にある東海道本線の駅としては唯一JR東日本の管轄(ホームが伊東線にしか無い来宮駅を除いては、東京方面からは最後の駅)となっている。

JR東日本の熱海運輸区が構内に存在するなど運行上の拠点でもあるため、在来線では当駅を経由するすべての旅客列車が客扱い停車していたが、2009年平成21年)3月14日のダイヤ改正で臨時列車とされた「ムーンライトながら」は運転停車扱いとなった。特急列車や一部普通列車(朝夕の沼津駅発着列車など)を除く大半の列車が当駅で系統が分離されている。

JR東海の管轄となっている新幹線については、「こだま」と、東京 - 岡山間の「ひかり」が1日3往復停車している。

東海道本線は当駅を境に管轄会社が異なっているが、当駅では両方向とも「東海道線」(上り・下りの表記もあり)と案内されている。本稿でも必要に応じて、その案内方式に準じた表記も用いる。

駅構造

在来線(東海道本線・伊東線)・新幹線とも地上駅である。

在来線のりば

在来線は単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを使用する。構内の南側に単式ホームがあり、その北側に島式ホームが並ぶ。ホームの番号は、単式ホーム側から1番線・2番線…の順で、5番線まである。そのうち、2番線が下り本線、5番線が上り本線となっている。

JR東日本熱海駅(在来線のりば)
番線 路線 方向 行先 備考
1 伊東線 - 伊東伊豆急下田方面 普通(当駅始発はすべてこのホーム)
2・3 東海道線 下り 三島沼津静岡浜松方面 一部は4番線から発車
伊東線 - 伊東・伊豆急下田方面 特急と一部の普通
4・5 東海道線 上り 小田原大船横浜川崎東京方面 一部は3番線から発車
  • 伊豆急行線からの普通列車は当駅まで乗り入れる。なお、1番線の南側に0番線を新設し、伊東線列車を増発することが計画されている[要出典]
  • 在来線はJR東日本とJR東海の境界駅であり、両社線を直通する普通列車は2004年10月のダイヤ改正で大幅に削減され、朝夕の通勤時間帯と夜間を除いて当駅で乗り換えが必要となっている。

新幹線のりば

東海道新幹線ホーム

新幹線は待避線のない相対式ホーム2面2線を使用する。番号は南側(在来線ホーム側)から6番線・7番線の順。山肌に沿った高い位置にホームがあり、列車通過の際に危険がないように可動式安全柵が設置されている。この安全柵は老朽化のため、上りホームは2011年12月、下りホームは2012年7月に取替予定となっている。そしてスペースの都合で待避線が設置されなかったため、ダイヤ作成上のネックとなっている。また、当駅付近は大都市部を除くと新幹線有数の急カーブとなっており、列車の通過速度は185km/h に制限される。この速度は、東海道新幹線の駅通過速度としては最も遅い。

JR東海熱海駅(新幹線のりば)
番線 路線 方向 行先
6 東海道新幹線 下り 名古屋新大阪方面
7 上り 新横浜・東京方面

駅舎・設備

駅舎は1番線に隣接する場所に設置され、駅ビルの「熱海ラスカ」が併設されていた(2010年3月31日営業終了)。改札口は駅舎内の1か所のみで、改札口から各ホームに直結する地下道が存在する。地下道と新幹線コンコースの間には、乗換改札が設置されている。

改札外にはJR東日本が営業するみどりの窓口に加え、駅レンタカー営業所が設置されている。JR東海が営業するみどりの窓口は改札内の新幹線乗換口(在来線側)にある。地形の関係上、新幹線専用の改札口(出入口)は設置されておらず、新幹線の改札内から直接改札外に出ることはできない。熱海駅から新幹線に乗車する場合で、エクスプレス予約特急券だけでなく乗車券も購入している場合には、JR東日本のみどりの窓口や指定席券売機では引き取りができないため、JR東日本の改札口で「熱海駅構内通過票」の交付を受けた上で、新幹線のみどりの窓口まで出向く必要がある。またパンフレットなどにもJR東海の窓口のみで発売している旨が書かれている。[2]。なお、EX-ICカードの場合には、Suicaなどの都市圏のICカードをJR東日本の自動改札機にタッチさせた上で、新幹線の自動改札機に都市圏のICカードとEX-ICカードを2枚重ねてタッチすることで、新幹線を利用することができる。なお、都市圏のICカードを持たない場合には、やはりJR東日本の改札口で「熱海駅構内通過票」の交付を受ける必要がある。

飲食は中央改札外にドトールコーヒーと、1番線東京寄りにJTS運営の「駅そば」、4・5番線沼津寄りにNRE運営の「熱海そば」がある。

また、改札外には観光案内所があり、2007年5月よりエフエム熱海湯河原のサテライトスタジオも併設されている[3]

かつては新幹線乗り換え改札口は2か所あり、東京方は入口・出口兼用、新大阪方は出口専用だった。1997年(平成9年)のリニューアル工事完了後は、改札口が1か所に集約された。

在来線の自動券売機にはJR東日本線とJR東海線を区別する機能はなく、券面はすべて「東日本会社線」と表示されるが、JR東日本・JR東海の双方に共通で乗車できる。

構内にJR東日本伊東線のCTCセンターがある。JR東日本東海道本線(東京駅 - 湯河原駅間)ではATOSが導入されているが、当駅の進路・信号制御は伊東線の運行を統轄する熱海CTCセンターで行っている。そのため駅自動放送は古いタイプ(東海道型)となっている。

JR東海の東海道本線では、2008年(平成20年)3月1日よりTOICAが導入されたが、利用エリアの境界線は隣の函南駅であり、当駅 - 函南間はTOICA、Suicaともに利用範囲から除外されていて、利用は不可能である(その旨の表示が駅の自動券売機のところなどにもある)。当駅在来線駅舎および構内はJR東日本が管理を行っているため、TOICAは首都圏Suicaエリア内でしか使えない。そのため沼津 - 熱海のようにJR東海線内で完結し、通過駅全てがICカードに対応していても当駅を含む区間はTOICA定期券にはできない。函南以西へは券売機でICカード又は現金を使って乗車券を購入することになる。また、改札内にある精算機ではJR東海への乗り越し乗車券を購入することはできないため、熱海より東側から来た人が熱海-函南間はICカードが利用できないことに気付いたとしても、精算機で処理することはできない。

発車標は在来線のホームと在来線ホーム階段前と全ての改札はLED式である。新幹線ホームは、以前は反転フラップ式が設置されていたが2009年後期頃にフルカラーLED式に交換され、同時に自動放送も更新された。

駅舎の建替え

駅舎は老朽化が著しく、建替え工事が予定されている。

駅ビルラスカは2010年3月31日をもって店舗を閉鎖し、同年7月から建物の取り壊し工事を行い、2010年11月まで行われた。2011年4月にラスカ跡地に仮駅舎が使用開始して、現駅舎の取り壊しから建替えまでは、それ以降に行うものとみられる。

これに伴い、熱海市では駅前の整備事業を行い、バスターミナルは2層化され、現タクシーのりばは一般車の駐車場とする予定である。桃山方面へ向かう桃山ガードの連絡道も伊東線沿いに付け替えられる。

2011年7月下旬より駅前広場、仮駅舎設置工事は本格化し、仮駅舎はすでに完成し、一部が使用されている。仮駅舎にはNEWDAYSBECK'S COFFEE SHOPが入居している。両店舗とも2011年11月10日より営業を開始した。

今後の主な予定

  • 駅舎本体
    • 2011年11月   仮駅舎完成。
    • 2011年11月10日 仮駅舎一部使用開始。(NEWDAYSミニ熱海、BECK'S COFFEE SHOP熱海店開業)
    • 2011年12月01日 仮駅舎一部使用開始。(熱海観光案内所)
    • 2012年01月上旬 駅舎内旅客トイレが一番線伊東線ホーム東京方に移動。
  • 駅前整備事業
    • 2011年1月下旬-3月上旬 : 仮バス停設置工事
    • 2011年4月1日 : 仮バス停使用開始。
    • 2011年4月~9月 バスターミナル解体工事。



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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ その他JR東海が発売している休日フリーきっぷや小田急線内の駅を発駅または着駅とする特急ロマンスカーあさぎり号の特急券もJR東海の窓口のみでの発売のため、こちらも「熱海駅構内通過票」の交付を受けた上で、新幹線のみどりの窓口まで出向く必要がある
  3. ^ '07/05/17 熱海駅にサテライトスタジオ開設
  4. ^ 静岡県企画部統計利用室編著 『静岡県統計年鑑』 静岡県統計協会発行
  5. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)151ページ


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