書名の由来とは? わかりやすく解説

書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 17:30 UTC 版)

東観漢記」の記事における「書名の由来」の解説

書名の「東観」とは、後漢時代修史史料庫が置かれた場所のこと。章帝から和帝の間に、蘭台から南宮東観に史料編纂中心移った元来ただ単に「漢記」と呼ばれていたが、南北朝時代から「東観漢記」・「東観記」・「東観」などと記されているのが確認できる

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書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/11 00:26 UTC 版)

むさしあぶみ」の記事における「書名の由来」の解説

小間物売に事の委細問われた楽斎房が 斯様の事は問はぬも辛し、問ふもうるさきむさしあぶみかけても人に語らじとは思へども、一つ散華のためと思へば、粗々語り聞かせ申すべし と話を切り出すことからとられている。これは火元である本郷一角に、一説古く武蔵鐙職人住んでいたことに由来するという鐙坂があることに着想し、当時汎く読まれていた古典伊勢物語第十三段武蔵鐙」を踏まえたのである。 昔、武蔵なる男、京なる女のもとに「聞こゆれば恥づかし、聞こえねば苦しと書きて、上書に「むさしあぶみと書きて、遣せて後、音もせずなりにければ、京より女 むさしあぶみさすがにかけて頼むには問はぬも辛し問ふもうるさしとあるを見てなむ、堪へ難き心地しける。 問へば言ふ問はねば恨むむさしあぶみかゝる折にや人は死ぬらむ 解釈には諸説あるものの、「むさしあぶみ」には、鐙が両足載せるのであることから、二股をかけている意や、「武蔵逢ふ身」として武蔵妻帯した身であることが掛かっているとされる。男が武蔵国新しい女結婚し、もとの女に苦しくもこれを告げ場面である。この男の心持を、自らの辛い経験を話すか話すまいかと葛藤する楽斎房の心境重ね合わせている。 更に、武蔵鐙由来する同名花があることから、「江戸」の意も掛けているとされる

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書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 00:34 UTC 版)

腹腹時計」の記事における「書名の由来」の解説

当初は「都市ゲリラ兵読本VOL1」という書名にしようとしたが、「球根栽培法のような意表をついた別の名称の方が良いではないかという意見出たために、当初の「兵士読本VOL1」を副題として、別の主題をつける事となった。主題については、本の内容時限装置についての記述があったために「時計にちなんだ名称にすることになった最終的に決まったのが「腹腹時計」である。「腹腹」の由来は、爆弾ハラハラドキドキする意味と朝鮮語の文法の「하라체(ハラ体)」の両方の意味含んでいる。

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書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 14:42 UTC 版)

春秋」の記事における「書名の由来」の解説

正確な所は不明とされている。『左氏伝』に注釈施した杜預によると、「春秋」とは春夏秋冬の中の、春と秋とを取って、「年」を現したものとされている。「春秋」の名称は、(1)墨子』明鬼篇に「周の『春秋』・燕の『春秋』・宋の『春秋』・斉の『春秋』」または「百国春秋」とあるように、春秋・戦国時代諸国でこの書名用いていたとも、(2)孟子離婁篇では「晋の『乗』・の『檮杌』・の『春秋』」とあり、の国特有の歴史書であるとの見方もあり、定説はない。 なお伝統的儒学思想考えでは、西周の時代諸国歴史書勝手に編纂することは禁じられていたとする見解もある。この場合は、の国に『春秋』なる書物があること自体罪悪であるとみなされ、『春秋』であれ他の名称であれいずれも否定的に理解される。これらはいずれ史料少な時期のことであるから確論はなっていない。

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書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 08:24 UTC 版)

懐風藻」の記事における「書名の由来」の解説

序文最後に「余撰此文意者、為将不忘先哲遺風、故以懐風名之云爾」(私がこの漢詩集を撰んだ意図は、先哲遺風忘れないためであるので、懐風とこの書を命名した)とあり、先行する詩人たちの遺「風」を「懐」かしむ詞「」集であることがわかる。 『懐風藻完成前年死亡した詩人石上乙麻呂の『銜悲』(散逸)を意識したのであるという説もある。

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書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 00:00 UTC 版)

枕草子」の記事における「書名の由来」の解説

枕草子」という書名全体についていえば、この作品がこの書名呼ばれるようになった当時において「枕草子」は一般名詞であった。『枕草子』の執筆動機等については巻末跋文によって推量するほかなく、それによれば執筆の動機および命名の由来は、内大臣伊周が妹中宮定子一条天皇当時まだ高価だった料紙献上したとき、「帝の方は『史記』を書写されたが、こちらは何を書こうか」という定子下問受けた清少納言が、「にこそは侍らめ」(三巻本系による、なお能因本欠本は「にこそはし侍らめ」、能因本完本は「これ給いにし侍らばや」、堺本前田本には該当記事なし)と即答し、「ではおまえに与えよう」とそのまま紙を下賜されたと記されている。「枕草子」の名もそこから来るというのが通説であるが、肝心とは何を意味するのかについては、古来より研究者の間で論争続きいまだに解決見ない田中重太郎日本古典全書枕冊子』の解説で、の意味について8種類の説を紹介したが、そのうち代表的な説を以下に述べる。 備忘録説:備忘録として枕元にも置くべき草子という意味(顕昭所引教長卿註で説かれたのをはじめ、近世契沖村田春海らに継承され明治まで広く支持された説) 題詞説:歌枕名辞羅列した章段が多いため(「枕」を「枕詞」「歌枕」などの「枕」同じく見て内容によって書名推量した説で、『磐斎抄』『春曙抄』などに見える) 秘蔵本説のごとく人に見すまじき秘蔵草子関根正直説) 寝具説:「しき(史記敷布団)たへの」という詞を踏まえた洒落 ほかにも漢詩文出典求めた池田亀鑑や、「言の葉」を書く草子であるとした折口信夫など異説が多い。また、栄花物語』に美しいかさね色を形容するのに普通名詞としての枕草子」が用いられたことも指摘されている(石田穣二角川文庫枕草子解説)。 近年2014年歴史学五味文彦は、当時唐風唐様対し和風和様のものが意識され多く作品生まれていることから、これは「史記=しき」を「四季」と連想し定子に対して清少納言が「四季書きましょうか」というつもりで答えたのであり、「唐の『史記』が書写されたことを踏まえ、その『しき』にあやかって四季にした和の作品書くことを宮に提案したもの」とする新説唱えている。すなわち『枕草子』が「春はあけぼの」から始まるのは、まず最初話題として春夏秋冬四季取り上げたということである。 なお、萩谷朴本文解釈から、上記定子より紙を賜ったという話は清少納言作った虚構であるとしている。

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書名の由来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:01 UTC 版)

大和物語」の記事における「書名の由来」の解説

大和物語』は『伊勢物語』の影響のもとに成立した作品とされており、「大和」の名は「伊勢」に対す命名であるといわれている。しかし大和という名の女房記した物語だから「大和物語」だとする説もあり、「大和」という題号いかなる意味で付けられたのか定かではない。書名の由来については以下の諸説がある。 説 (1)大和しまね(日本国)- 『伊勢物語知顕抄』、北村季吟大和物語別勘』、井上文雄冠注大和物語』、井上栗島山之助『大和物語詳解』、藤岡作太郎国文学全史:平安朝篇』、池田亀鑑国語と国文学」(第十巻第十号) 説 (2)大和ことば(和語)- 藤原清輔袋草紙』 説 (3)大和歌和歌)による古事 - 北村季吟大和物語抄』 説 (4)大和心 - 南波浩校注大和物語」(朝日日本古典全書) 説 (5)伊勢物語との対称 - 北村季吟大和物語抄』、武田祐吉水野駒雄『大和物語詳解』、西下経一日本文学史:第四巻』、阿部俊子校注大和物語』 説 (6)敦慶親王侍女の名 - 林恕本朝通鑑続編木崎雅興『大和物語虚静抄』、五十嵐力平安朝文学史』 説 (7)大和国 - 荷田春満群書一覧:巻三』、賀茂真淵伊勢物語古意』 説 (8)都 - 賀茂真淵『大和物語直解』 説 (9)大和の国ぶり - 折口信夫日本文学ノート

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