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まくら-ことば 4詞】

(1)昔の歌文に見られる修辞法の一。特に和歌などで、特定の語句に冠して、修飾しあるいは句調を整える語句をいう。修飾する語と修飾される語との間には一定のきまりがあり、個人創造が許されない点で、序詞区別される。五音のものが最も多いが、三音・四音、また七音のものもある。平安時代より現代に至るまで発語歌枕・諷詞・冠辞・頭辞・かぶり・よそひ・かざし・玉かづら等種々の名称がある。枕詞の名称は室町時代頃から見られる。「あしひきの」「あらたまの」「たらちねの」など。

(2)転じて前置き言葉
「―が長い
(3)寝物語
独寝の―ぞ恨みなる/謡曲菊慈童


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枕詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/18 19:27 UTC 版)

枕詞(まくらことば)とは、主として和歌に見られる修辞で、特定の語の前に置いて語調を整えたり、ある種の情緒を添える言葉のこと。序詞とともに『万葉集』の頃より用いられた技法である。


  1. ^ 「枕詞と序詞」『万葉集大成』第6巻
  2. ^ 『枕詞の研究と釈義』
  3. ^ ただしこの「まくらことば」は「まろら、ことば」(われら、言葉は…)の誤写ともいわれる。
  4. ^ a b 土橋寛『古代歌謡論』
  5. ^ 「万葉集の枕詞」『万葉集講座』研究方法篇(春陽堂
  6. ^ 増井元「万葉集の枕詞」『万葉集講座』第3巻(有精堂)
  7. ^ 『折口信夫全集』第1巻
  8. ^ 「万葉集の連合表現」『万葉集研究』第2巻
  9. ^ 『全集』第1巻など
  10. ^ 稲岡耕二「人麻呂の枕詞について」『万葉集研究』第1巻
  11. ^ 澤瀉久孝「枕詞における人麻呂の独創性」『万葉集の作品と時代』
  12. ^ 『古代和歌の発生』
  13. ^ 廣岡義隆「言語遊戯としての枕詞」『上代言語動態論』
  14. ^ 朴炳植『萬葉集枕詞辞典』小学館、1990年 ISBN 978-4-09-387050-4、など。
  15. ^ 『人麻呂の暗号』,『古事記の暗号』,『枕詞の暗号』(『枕詞千年の謎』 改題)(新潮社) 藤村由加 著。特に、藤村由加によると、枕詞のほとんどは「枕詞」と「被枕詞」がほぼ同義になるという。たとえば「足引き」は「山」という意味である。「たらちね」は「母」という意味である。「久方」は「高い空」という意味である。このように「枕詞」と「被枕詞」がほぼ同義になる。なぜそういう用法をなすかというと、(古代語レベルで)同じ意味の言葉を重ねることで、その言葉を強調するのが枕詞の目的であるとしている。


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