ガメリカ共和国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/01 00:09 UTC 版)
ガメリカ星海域を支配する超大国。エイリス帝国から独立した若い民主主義国家。世界最大の国力を持つ資本主義の中心地であり、自由と平等と正義を愛する。 実際は建国時からガメリカ四大財閥である軍需産業の「キリング財閥」、金融業の「ロスチャ財閥」、天然資源採掘の「ロック財閥」、テクノロジーの「ノイマン財閥」がガメリカ政府を裏から操っており、四大財閥代表会議「若草会」により支配されている。ルーズ大統領の選挙と当選も全て財閥が手を回した結果であり、歴代大統領は全て資本主義者達の傀儡であった。事実上大企業に統治される統制国家であり、実は自由も平等も正義もあった試しは一度もない。歴代大統領の中にも「若草会」からの脱却を試みた人物もいるが、全て財閥側に排除されている。ちなみに、若草会は設立当初の経緯もあって、当主は全員女性となっている。 戦争による利益とアジア星海域制圧による利権を確実な物とするため、日本帝国に無理難題な要求を突き付け、戦争を暴発させようと企んでいる。また、資本主義の対極に位置する人類統合組織ソビエトの共有主義思想を危険視し、大々的な迫害を行っている。 開戦当初は特需による金回りに国民は歓喜していたが、予想以上に日本が奮闘したことで徐々に損害の方が大きくなっていき、不満に傾いていくことになる。 ハワイ星域から先にあるガメリカの主星域にどのルートから侵攻したかによって展開が異なる。USJを制圧した場合、カナダにある研究所で新型のロボット提督「CORE」が開発されるルート、イベントで進行ルートを出現させてカナダを制圧した場合は大統領の任期終了に伴って選挙が行われるルート、先にエイリス経由で伊勢志摩からワシントンを直接制圧した場合はアメリカの国力を維持したまま決着してしまうルート(というかこれでガメリカ戦は終了)、となる。ちなみに、直接制圧した場合、日本が取り込んだガメリカ企業が100年後に逆に日本を内部から侵食してしまうシミュレーション結果を聞かされる。 首都はワシントン星域。 ハンナ・ロック 声 - 高井戸雫 若草会のリーダー、ロック財閥令嬢。実はロック財閥の子供ではなく、人材発掘プログラムという過酷な試練をあらゆるものを使って乗り越えてその立場を獲得した。そのため、自信家でシビアな性格。一方、相手を侮ってしまうところがある。 若草会の利益のためなら何がどうなろうと一切気に留めないなど冷徹だが、身内には比較的甘い。クーがお気に入りだが、肉体関係はない。そのため、クーの秘密には感づいてはいたものの気づいてはいなかった。 若草会が陥落した際はどの結末であっても真っ先に捉えられて凌辱を受けている。 キングコア編初期では、ガメリカ崩壊と同時にコアに拘束される。その後は毎日媚薬を投与されるも理性は崩壊せず、数十人の男の相手をさせられ続けた。 3枠が航空補正という、偏った性能を持つ。ただし、高めの指揮値とマイナス要素なしの自由な4枠なので、航空戦力でなくてもさほど困ることはない。 クー・ロスチャ 声 - 東かりん 若草会の一員、ロスチャ財閥令嬢で、確かな金銭感覚を持ち味とする。 穏やかな性格ではあるものの、その優しさはガメリカにしか向けられておらず、日本への仕打ちにはあまり拒否する様子はない。また、基本的に他人と接する機会がなく、他者との付き合い方については不明(東郷との対話はビジネスライクだった)。 かわいい顔立ちであるが、実は男性。姉妹はいたのだが、全員当主としての能力は彼に及ばなかったために女装して当主を務めることになった。後にハンナにもそのことが知られるが、内心恋人らしく振舞えるかと期待しているところもあった。 キャロル・キリング 声 - 雪村とあ 若草会の一員。金髪ツインテールのキリング財閥令嬢。勝ち気な性格。貧乳で処女。18歳。東郷の義妹だが、財閥や若草会から姉を引き抜き、挙句行方不明になったために彼を憎んでいる。軍事マニアで、東郷が廃棄を前にした艦にも敬意を持っていることを知って和解した。また、ダグラスのことは一目見て気に入っており、色々便宜を図ろうとする。 若草会のメンバーとしてはほぼ例外的にフレンドリーに接しており、ハンナからは「優しい」と評される。しかし、実際は後先を考えず情に流されやすいだけであり、相手の経歴や信念などを考慮しないため、彼女なりに相手を思いやっての行いはほぼ全てマイナスの結果に傾いている。 東郷と和解した後は彼に好意を寄せるようになるも、東郷としては彼女にスカーレットの影を見て近しく接していたために完全に不本意なミスであった。それでもいいと身を捧げようとするも、あくまで妹としてしか見る気がなかった東郷は、想いを断ち切るために外道の演技をしてまで彼女を凌辱して無惨に処女を散らせる。ただし、後に彼女もそのことはある程度察したらしく、あくまで彼の妹として割り切ることにした様子。 戦力としては全性能・航空・レーザーとバランス型であるが、戦艦と空母一隻ずつで指揮値がほぼ埋まってしまう。スキル「大修理」により、毎ターンHPが半分回復するため、継続戦力として優秀。 キングコア編初期では、ガメリカ暫定政府の軍総司令官として登場する。COREに敗れた後、彼らに弄ばれた末に最終的には誰が父かわからない子を孕み、出産した。 ドロシー・ノイマン 声 - 草柳順子 若草会の一員で、世界中のハイテク産業の発展に携わってきたノイマン財閥令嬢。効率最優先で非常に機械的であり、たまに性欲を抱いた時も手早くロジカルに処理しようと試みるため、性的な感覚が鈍い。 提督としての経験は一切ないものの、コンピューター制御された近代艦においては若草会の誰よりも相性がよく、僅か30秒で操縦マニュアルを読破し、戦闘中に同乗していた長門のシステムコードを改善するなどの技量を見せている。 COREを完全なる人工知能として発表するも、それが偽りであることに内心不満を抱いており、その話題を振られると不機嫌になる。 若草会崩壊の際はカナダにあるスペディオのコロニーに落ち延びる。これまでとは異なる生活環境に辟易しながらも、機械を修理するなどして生活を営んでいた。また、そこでのデガナウィダから「自分がかつて亡くした娘の生まれ変わりではないか」ということを聞かされ、彼女の語るスペディオの魂の在り様はCOREを想起させるものであり、前世の記憶を元にCOREを発想したのだと気づいた。 キングコア編初期では、ガメリカ暫定政府の一員として登場する。 イーグル・ダグラス 声 - 小次狼 人気映画俳優で、ガメリカ軍太平洋艦隊司令。実力さえあればどんな夢でも掴めるガメリカの気風を気に入っており、日本との戦争で暴走を始めた母国を案じている。現在の大統領にも不満を抱いており、自身が大統領になることを目指す。 大統領選に当たって、元々フランク・ルーズ大統領への不満が高まっていたことで圧倒的支持を得るも、執拗な若草会による妨害工作によって大幅に下げられてしまう。CORE編の場合はそのまま敗北してしまい、ショックのあまり酒浸りの生活を送るようになる。大統領編では、実は僅差で勝利していたものの若草会の介入で敗北するが、その後は若草会を無力化して暴走した大統領に対する反抗勢力として水面下で活動し、最終的には追いつめられた大統領に引導を渡した。 補正や指揮値など全ての能力が高く、スキルもキャロルが同戦域にいるという条件付きだが同様の効果を発揮するなど、やや弱体化させた東郷といえるスペックを持つ。 キングコア編初期では、ガメリカ暫定政府のリーダー格として登場する。 フリス・ハルゼー 声 - 香澄りょう ガメリカ軍提督。未来を看破する占いの能力を有する魔女で、自分を占うと凄まじく消耗してしまう欠点を持つ。ハワイ-カナダ間のルートを出現させた場合のみ、侵攻してくるのでそこで撃墜することで捕獲できる(序盤の侵攻戦でも登場するが、ここでは無理)。 東郷が自分にモーションをかけてくるという占い結果が出るも全くそのような行いはなく、以降も悉く占いの結果から外れる彼に逆に興味を持つようになる。 航空や索敵に補正を持ち、指揮値も高めと比較的優秀な部類にある。また、初期に登場している空母もなかなかの性能を持つ。 キャシー・ブラッドレイ 声 - かわしまりの ガメリカ軍提督。パンクな格好をした非常に強気な女性。提督としての能力は低く、部下からの提案も話半分で聞き逃した結果、日本からの奇襲をガラクタ同然の艦隊で受ける羽目になる。 捕縛された後も強気な態度を崩すことはなかったが、東郷の手ほどきで彼に惚れ、以降はパンクな格好を止めてしおらしい態度を見せるようになる。実は初体験を無理矢理奪われたことで男嫌いとなり、当初の態度は男に負けないようにした結果の「仮面」であった。 1番艦の補正が最終的に全攻撃力+100%という非常に攻撃的な特性を持つ一方、3枠しか使えない上に指揮値も低いとやや扱いづらい。また、残り2枠はHPが激減してしまう。バリアの性能を低減させるという珍しいスキルを持つ。 デビッド・キャヌホーク 声 - 胸肩腎 ガメリカ軍提督を務める美男子。篭絡したランファがいなくなった際も彼女を大して気に止めないなど、性格に難がある。 朽木・イザベラ(くちき-) 声 - 金松由花 日系人部隊のリーダーである日系ガメリカ人。出自故不便が多く、自分はガメリカ人だと主張するも軽くあしらわれる扱いに憤慨していた。ただし、東郷の手ほどきを受けた結果、今度は逆に日本好きに傾く。 指揮値が低めで、攻撃向けの補正が一切ない上に被弾するとダメージが半減するスキルを持つ壁向けの提督。イベントを進めるとこのスキルが経験値増加スキルに変化してしまうため、運用に応じて進行度を変える必要がある。レベルアップによるステータス補正が高い。 ドゥービル・ドワイト 声 - 一条和矢 ガメリカ軍の大西洋艦隊司令。スキンヘッドに刺青と、非常にいかつい外見を持つバトルマニア。CORE編でのみ仲間になり、大統領編では爆発間際の艦の中で心躍る戦いに満足して同調した副官とともに爆散した。なお、ソビエトのロリコフが用意したクローン司令たちの一人としても登場している。 1番艦が固定で、イベントでレーザーとミサイルを持つ選管にパワーアップする(レーザーの威力は下がるが)。補正がないに等しいが、高い指揮値と少ないイベントでパワーアップできる手軽さが特徴。 ジョニー・A・ネクスン 声 - 凹田U介 まるで落書きのような姿をしたおそらく人間と思われる男性。フラグにしか聞こえないセリフを連発するため、部下に諫められているが全く気付かず、部下だけが死亡するという嫌な悪運の持ち主。Aというのはハードラックを意味しているが、本人はエースだと思い込んでいる。 デビッドよりもさらにモブに近い性能に加え、確率で被ダメージが11倍になるというあまりにも破滅的なスキルを持つ。このため、モブでも務められるバリア艦などによる盾にすらならない。 フランク・ルーズ 声 - 一条和矢 ガメリカ共和国大統領。いかにもさえない中年で、支持率も低い。若草会という小娘の集まりに指示される立場に憤慨している。とりわけ、優れた才能・恵まれた立場・約束された幸福などおよそ逆に近い立ち位置で、「プーちゃん」というあだ名で呼んだ使い走りなどをさせてくるキャロルに対しては特に強い憎悪をみなぎらせている。実は、キャロル的には友人感覚で接しているつもりなのだが、その悉くが彼のプライドを踏みにじるものであった。 分岐によって彼の末路は異なる。CORE編では暴走の初期段階で殺されてしまい、ワシントンを直接制圧された際は全ての責任を押し付けられて裁判で吊し上げを食らっている(若草会のことを暴露するも、誰も信じなかった)。大統領編においては、若草会の方針に逆らってダグラスに肩入れしたキャロルを制裁するためにハンナが通した法令を利用して若草会そのものを封殺、ハンナを慰み者として部下とともに凌辱しつつ、それまで抑えられていた鬱憤を爆発させて無茶苦茶な国策を連発する独裁者と化す。しかし、軍事に関しては素人同然であったために戦局はさらに悪化。COREに代わるワシントン防衛の戦力としてマイクが開発した「ワンマンシステム」を運用するも、複数の艦隊の制御を脳に直結させたインターフェースで行うというシステムは彼の脳に多大な負担をかけ、最終的には精神崩壊を起こして無防備な所をダグラスに射殺された。 実は親に捨てられたという過去を持ち、権力を欲したのは自分を捨てた親に見せつけることであった。しかし、内心は両親が自分を迎えに来てくれることを待っていたのだった。 リーザ・リットン 声 - 一色ヒカル フリージャーナリストの女性。本作におけるモブキャラクターのように目元が隠れているものの、イベントでは目元が描かれている。 有名ではないものの、やる気と能力は高く、ソビエトではカテーリンの秘密を掴むことはできたが、記録メディアを奪われたため、公開できなかった。 なお、ハワイを制圧することで実行できる彼女のイベントでは、東郷の指揮値が上昇する。 マイク・マンハッタン ドロシーの部下の男性。彼女に対して劣情を抱くこともあるが、基本的に優秀。COREの技術を応用して上記のワンマンシステムを完成させるも、テストに自分だけを使っていたためにその問題点に気付けなかった。 CORE編では表立てないドロシーに代わりCOREの開発者として表舞台に立つも、暴走によって殺される。大統領編では研究データに執着するドロシーに付き合いきれずに脱出し、後に大統領に取り入って共にハンナを犯したりしていた。しかし、大統領が敗北した後にハンナの逆襲に遭い、殺されている。
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