B2takes!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 19:51 UTC 版)
B2takes!! | |
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別名 | B to takes!、B2takes!(旧名) |
ジャンル | J-POP、地下アイドル |
活動期間 | 2012年12月11日[1] - |
レーベル | キングレコード |
事務所 | AtoMエンターテイメント |
公式サイト | http://b2takes.com/ |
メンバー | 奥山ピーウィー、IGU、OZAWAREN、春木 創太、迎 航平、仲野 五大、風岡 史也、喜瀬 大陽、横田 凌一、松田 夢生、HIROKI |
旧メンバー | 芦田悠、しだっくす、井上皓介、雉峪エイチ、品川翔、畠山龍之介、中島拓斗、飯山裕太、あつし、松本ひなた、わたる、森勇翔、結城伽寿也、YouJin、千葉良祐、矢島愛弥 |
略歴
2012年(平成24年)12月11日に[1]、男性による地下アイドルとして結成される[3]。旧名は「B to takes![5][6]」、後に「B2takes![3]」(読みは同じ[7])。
結成当初は、女性の地下アイドルは流行していた反面、男性の地下アイドルはまだ黎明期ということや[3][7]、ライブで共演が可能なグループが少ない状況であり[3]、東京都新大久保のライブハウスをカフェとして、メンバーが店員を兼ねてライブ活動を続ける[3]。ライブの観客数は、最初のライブでは6人[8]、その後も5人程度であり[3]、メンバー自身が屋外でビラを配っても、ほとんど無視される状態が続く[7]。後年にリーダーの奥山ピーウィーも当時を振り返り、「心が毎回毎回折れそうになる[7]」「最初の1〜2年は本当に動員がなかった[7]」「客席の前から2列ぐらいしかいなかった[7]」「決して楽ではなかった[8]」と語っている。
その後の、ビラ配りによる集客や[7]、定期公演など地道な活動[9]、ライバルとなるグループを設定しての盛り上げなどにより、次第に人気が増加[3][10]。デビューから5年目にして、ワンマンライブが実現する[10]。2016年(平成28年)4月の原宿でのワンマンライブでは、前売りのチケットが完売したために、当初の予定の会場を急遽、大規模の会場へ変更するほどの盛況ぶりとなる[11]。同2016年発売のシングル「モヤモヤLOVER」は、同2016年10月24日付オリコンデイリーシングルランキング1位[12][13]、2017年(平成29年)発売の「好きって言おう」も、オリコンデイリーチャート1位を記録する[14]。同2017年には、テレビで初の冠番組の放映が開始される[12]。
2018年(平成30年)8月、グループ名を「B2takes!!」に改名する[2]。同2018年、両A面シングル「ブラン・ニュー・アニバーサリー / Not Alone」でメジャーデビューが決定し[15]、CD予約数が55,555枚を突破[12]、2018年9月3日付オリコンデイリーシングルランキングで1位[13][16]、週間ランキングで2位を記録する[17][18]。この「Not Alone」が主題歌に起用された映画『BD〜明智探偵事務所〜』では、当時のメンバーであった小沢廉が寺坂頼我(祭nine.)とダブル主演を務め、他のメンバーも全員が出演する[19][20]。2019年(昭和64年)、第33回日本ゴールドディスク大賞の邦楽部門でベスト5・ニューアーティストの1組に選ばれる[21]。
人気男性グループが集まってライブパフォーマンスを行うイベント「Royal Straight Flush × 光文社JJ Special Live(通称JJフェス)」では、ファンの投票の結果、 2023年(令和5年)9月の第1回と、同年11月の第2回において共に1位を獲得し、2連覇を達成する[22][23]。
特徴
グループ名は「みなさんへの贈り物」を意味しており、「パフォーマンスやトークを通して、多くの贈り物を届けたい」という意味が込められている[24]。ファンとの距離が近いことで知られ[9]、自身たちも「ファンと最も距離が近いグループ」を自称している[25]。「メンズアイドルの草分け的存在」との声もある[9]。
音楽面では、「元気になれるライブが特徴」と称しており、アップテンポな曲が多いことが、特徴に挙げられる[25]。
個人活動が優先されていることも特徴の一つであり[26]、音楽以外にも、各メンバーが役者、モデルなどで活動を行なっている[7]。2019年6月の矢島愛弥の加入時は、母が元アイドルの渡辺美奈代であることでも話題となっている[13][27]。
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